「地産地消の店」のいまとこれから

更新日:2019年08月30日

地産地消推進のロゴマーク「ごちそうさん湖東産」

 彦根市は「地産地消の店」として、湖東産(彦根市産・愛荘町産・豊郷町産・甲良町産・多賀町産)の農林水産物を取り扱う店舗を認証しています。また、参加いただいた店舗では上の写真のロゴマークを基にしたポスター・のぼり等を使用していただきながら、地産地消を積極的に応援していただいています。

今回、「地産地消」をより多くの人に知っていただき、さらなる活性化を目指すため、認証を受けている店舗に取材を行いました。

野菜がたくさん並んでいる彩菜館の中の写真
店舗スタッフへ聞き取りをしている写真

今回は「地産地消の店」の認証店で、直売所として営業されている「株式会社 四番町スクエアひこね食賓館四番町ダイニング彩菜館」の村田次長と、市内にも多くの系列店があり量販店を営業されている「株式会社 平和堂」の武藤チーフバイヤーに聞き取りを行いました。

「地産地消の店」のいま

四番町ダイニング彩菜館

直売所では「地域の特産品、生産物を新鮮でおいしい状態で提供できる。また、それらの生産者のことを深く知ることができる。」という魅力があり、地元の方や観光客が大勢来店されています。彩菜館では、大正ロマン漂う商店街と連携しながら、100円市場の開催や特産品である彦根梨の販売のほか、季節に合わせたイベントなど、さまざまな取組や情報発信を行っておられます。その結果、地域のアンテナショップとして、消費者・生産者の認知度も高まってきています。

平和堂

平和堂は「地産地消」を企業理念(CSR)として掲げ、それぞれの店舗がある地域の商品を取り扱うよう心掛けておられます。市内の系列店では湖東産を含む滋賀県産の商品を積極的に取り扱っておられ、湖東産の品目拡大にも努めていらっしゃいます。最近では、「みずかがみ」等の近江米をPRするイベントがビバシティ彦根で行われたほか、その他のイベントやフェアも検討しておられます。

「地産地消の店」のこれから

四番町ダイニング彩菜館

今後はホームページ・SNS等による情報の発信、生産者と消費者を結びつけるイベントの開催、特産品の取扱いなどを行い、直売所や「地産地消の店」の認知度を高めるとともに、「地産地消の店」同士での連携を行い、地産地消の取組を積極的に拡大していきたいと考えておられます。

「生産者・地産地消の店・行政が一体となったPRを行い、産業としての農業の活性化につなげていくことが重要である。」との農産物の生産や販売に対する熱い思いを聞かせていただきいました。

平和堂

今後は、平和堂店内において、「地産地消の店」の認証店に出張店舗を開いてもらう「地域フェア」の開催など、「認証店同士の連携」によるイベントの開催や、「ごちそうさん!湖東産」のロゴをシールなどをよりわかりやすい形で使用する「地場コーナーの常設」といった形で、消費者に対して可能な限り湖東産の認知度を高めていきたいと考えておられます。 「地域密着の量販店として、地産地消を広め、少しでも多くの湖東産の農林水産物を消費者に提供していきたい。」という思いが熱く伝わってきた対談でした。

農林水産課(市)としては、今後とも、地産地消の取組を広め、「顔が見え、話ができる」地産地消を目指していきたいと考えています。

そのためにも、消費者の方々には「地産地消の魅力・情報を共有し、地産地消をより身近なものに感じてもらう活動」を、生産者の方には「消費者や事業者に生産物の良さを伝え、提供できる環境づくり」を、事業者の方には「事業者同士で協力し合い、地産地消に関係する活動を行いやすいネットワークづくり」を、それぞれの立場で取り組んでいただき、地産地消のPRと活性化を進めていきたいと考えています。

今後ともこの事業への参加とご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

産業部 農林水産課

電話:0749-30-6118
ファックス:0749-24-9676

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