ツキノワグマにご注意ください!
クマから身を守るために
滋賀県が令和5年3月に策定した、滋賀県ツキノワグマ第一種特定鳥獣保護計画(第4次)によりますと、県内のツキノワグマの推定生息数は316頭で、このうち彦根市は生息数が極めて少ないと考えられている鈴鹿山脈の一帯に接しています。本市はツキノワグマの個体群分布の「空白地域」とされ、周辺ではこれまでクマを目撃したという報告は決して多くはありません。
しかし、近年、全国的に人里近くや人家周辺等で活動する個体もいることから、ツキノワグマを引き寄せない、遭遇しないための対策が必要です。改めて、以下の事項について確認をお願いします。
クマを引き寄せないために
- 人家周りには生ゴミや廃棄野菜などを捨てないよう適切な管理を行う。
- 墓地の供え物等は持ち帰る。
- 集落周りの藪などの刈払いを行い、見通しを良くする。
- 庭先の果樹は適期が来たら可能な限り速やかに収穫する。
- 収穫していない果樹は伐採する。
クマと遭遇しないために
- 山林内やその付近で作業する際は、ラジオ・笛・鈴・爆竹などで音を出してクマに自分の存在を知らせる。
- 見通しのよい明るい場所で行動する。万一、クマの糞や足跡などを見つけた場合はすぐに引き返すか迂回する。
- クマの活動時間帯である早朝や夕方の外出は特に注意して行動する。
クマと遭遇してしまったら
- クマまで距離があるようなら、そっと立ち去る。
- 走って逃げない。背中を見せない。
- 目を離さず静かにゆっくり後退する。
- クマとの間に木や岩を挟むようにする。
- 撃退スプレーを所持している場合、風向きに注意して使う。
- クマが攻撃してきたら両腕で顔や頭をカバーし、体を丸くして地面に伏せて防御する。

ツキノワグマを目撃した場合
クマを目撃した場合は、まずは身の安全を最優先で確保していただいたうえで、時間、場所、大きさ、頭数、逃げた方向等、できるだけ詳しい内容を警察署か彦根市役所へ連絡してください。
(連絡先)警察署 110番、彦根市役所 0749-22-1411
ツキノワグマ目撃および出没時の通報について (PDFファイル: 2.5MB)
市内におけるツキノワグマの目撃情報
令和7年度クマの目撃情報
現在、クマの目撃情報はありません。
更新日:2025年10月10日