用語の説明
ばいじん(ダスト)とは
大気中に浮遊する粒子状の物質のうち、ごみ焼却炉など燃焼に伴って発生するススなどを「ばいじん」と呼び、物の破砕など機械的な処理や堆積に伴って発生したり飛散するものを「粉じん」と呼んでいます。
硫黄酸化物(SOx)とは
石油や石炭、ごみなどが燃焼するとき、これらの燃料やごみに含まれる硫黄分が酸素と結合して発生するものです。
窒素酸化物(NOx)とは
物の燃焼に伴って大気中の窒素(N2)が酸化されてできるものと、燃料や燃焼させる物体に含まれる窒素分が燃焼に伴い酸化されてできるものがあります。
ダイオキシン類とは
ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン、コプラナーポリ塩化ビフェニ-ルの総称です。これらの分子構造中の塩素数とその位置によって性質が異なります。なかでも塩素の数が4個の2,3,7,8-四塩化ジオキシンがもっとも毒性が強い。
ppmとは
百万分の1という割合を表示する記号です。
ng(ナノグラム)とは
ナノは単位のひとつで10億分の1(10の-9乗)を示します。
pg(ピコグラム)とは
ピコは単位のひとつで1兆分の1(10の-12乗)を示します。
TEQ(毒性等量)とは
ダイオキシン類は多くの異性体を持ち、それぞれ毒性の強さが異なる。異性体の中で最も毒性の強い2,3,7,8-四塩化ジオキシンの毒性を1として、各異性体の毒性を毒性等価係数により換算した量です。
色度とは
黄褐色の度合いを表します。肉眼ではほとんど無色と認められる限界の数値が色度5度です。
pH(水素イオン濃度)とは
0~14の数値で示されます。7を中性とし、7より数値が高いとアルカリ性、7より低いと酸性です。
BOD(生物化学的酸素要求量)とは
水中に含まれるよごれ(有機物)をきれいにするために微生物が必要とする酸素量を一定条件で調べた数値です。この数値が大きいほど水は汚れていると言えます。
COD(化学的酸素要求量)とは
水中に含まれるよごれ(有機物等)をきれいにするために必要な酸素の量を、薬品を使って調べた数値です。この数値が大きいほど水は汚れていると言えます。
SS(浮遊物質量)とは
水に溶けない小さなゴミ(物質)が1リットルに何ミリグラム含まれているかを表しています。
Cl-(塩素イオン)とは
水中に溶けている塩化物中の塩素の量です。し尿処理場からの排水を調べるときの1つの指標になっています。
NH4-N(アンモニア性窒素)とは
アンモニウム塩をその窒素量で表したものです。衛生処理場では前半部分の工程で処理される項目です。よって、放流水で高い数値が検出されることはあってはなりません。
NO2-N(亜硝酸性窒素)とは
亜硝酸塩をその窒素量で表したものです。
NO3-N(硝酸性窒素)とは
硝酸塩をその窒素量で表したものです。アンモニア性窒素が硝化細菌群の作用によって生成される最終生成物です。衛生処理場の処理状況を判断する指標となっています。
Org-N(有機性窒素)とは
アミノ酸やたんぱく質等の有機化合物中に含まれている窒素を表します。
T-N(全窒素)とは
無機性窒素と有機性窒素の総量を表したものです。無機性窒素とは、NH4-NとNO2-NおよびNO3-Nをさします。
T-P(全リン)とは
りんは水中にさまざまの形態で存在するため、りん酸化合物の総量をりん酸イオン(PO43-)に換算して表します。し尿にはたくさんのりんが含まれています。
更新日:2024年09月02日