災害用マンホールトイレについて
災害用マンホールトイレの整備目的
災害が発生したことにより、電気や水道が止まってしまい、家庭や避難所で水洗トイレが使用できなくなる可能性があり、水洗トイレが使用できないことにより、生活や健康に深刻な影響を及ぼすことや衛生環境の悪化が懸念されます。
そのため、本市では災害時にもトイレに困らないようマンホールトイレの整備を行っています。
災害用マンホールトイレとは
本市では、組立式の簡易トイレや携帯用トイレを備蓄しておりますが、マンホールトイレは、下水道管に接続する排水設備上に便器や仕切り施設等を設置するもので、設置が容易で、し尿を直接下水道管に流すことができるため衛生的である等の特徴があります。
災害用マンホールトイレの整備施設
・佐和山小学校 安清町11番32号
・城東小学校 京町二丁目2番19号
・平田小学校 平田町267番地
設置数 各15基
災害用マンホールトイレ(貯留型)の仕組み
貯留型のマンホールトイレシステムは、下流側の被災状況に影響されずに使用可能です。
小学校の敷地内にマンホールトイレ専用の下水道管を新たに埋設し、埋設した管の半分程を常時水で満たしています。
災害使用時に、常時貯めておく水によって、汚物の軟化および流動化が促進され、1日に数回貯留してある水を放流させることで多量の汚物を一気に下流部へ排出します。排出後は、小学校プールの水を使用し再度下水道管内を水で満たします。
万が一、下流側の下水道本管が被災し汚水を流すことが出来ない場合には、貯留してある水をバキューム車にて吸引し場外搬出します。
地上部分設備の組立イメージ
災害用マンホールトイレ組立・設置手順書について
この手順書は、災害時に、避難所派遣職員や避難所施設の管理者、コミュニティ等の地域の方々が、迅速に組立・設置できることを目的としています。
更新日:2024年09月02日