カラスの被害と対策について

更新日:2025年09月12日

HP番号: 3796

カラスの特徴

普段、目にするカラスには、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類がいます。

外見から見分けることは難しいですが、住んでいる所・食べ物・習性など、次のような違いがあります。

ハシブトガラスとハシボソガラスの違い
種類  鳴き声 ・鳴く姿勢 生息地  行動   歩行方法
ハシブトガラス 尾を上下に動かし、澄んだ声で「カァカァ」 森林・山地 木の上が多い はねることが多い
ハシボソガラス  頭を上下させながら、「ガァガァ」「グワララ」 草原(上記以外) よく地上におりる 2足で歩くことが多い

カラスによる被害と対策

繁殖期における人への威嚇・攻撃

 カラスは警戒心が強く、賢い生き物であるため、むやみに攻撃してくることはありませんが、親鳥が卵を産む4月下旬頃から雛が巣立っていく6月頃までの期間、カラスは縄張り意識が強くなり、また親鳥は卵や雛を守ろうとする習性から、巣に人が近づくと威嚇してくることがあります。また、場合によっては後ろから低空飛行で接近し、脚で蹴るなどの攻撃をすることもあります。

巣や雛に近づかない

雛が巣立つ時期までは近づかず、迂回路があれば、その場所を避けて通ってください。

カラスの縄張りは巣から約20~100メートルと言われており、異常を感じたら、すばやくその場を離れてください。

帽子や傘で身を守る

カラスは後方から頭を狙って威嚇・攻撃してくるため、帽子をかぶったり、傘をさすことにより身を守ることは効果的です。

巣を撤去する

巣の撤去は、巣を作っている場所の土地の所有者や施設の管理者が行うことになります。道路の街路樹、公園、公共施設の敷地や電柱等に巣がある場合は、各施設の管理者に相談ください。

個人宅にできた巣において、巣の中に卵や雛がいない場合は許可なく撤去できますが、卵や雛がいる場合は採取や捕獲の許可が必要です。(卵の採取は県許可、雛の捕獲は市許可となります。)

ごみの散乱

カラスは餌を求めてごみ集積所へ集まってきます。また、視覚も発達しているため、袋の中の餌も見つけることができます。そのため、ごみ集積所の管理が不十分であると、ごみ袋を破り、ごみを散乱させます。

生ごみを減らす

使わなかった食品や食べ残しなどの生ごみは、雑食性のカラスにとって絶好のエサになり、被害の原因になります。食品ロスを少なくし、生ごみを減らしましょう。

生ごみを見えないようにする

生ごみをごみ袋の中心部に入れたり、カラスから見えないようにごみ袋の置き方を工夫しましょう。

集積所の管理を徹底する

ごみを出すときはカラス除けネットを被せることや集積所の扉を開けたままにしないようにしましょう。

カラスに狙われる時間を減らすため、なるべく収集日当日にごみを出しましょう。

電柱や電線に留まったカラスによる糞害

カラスに限らず、さまざまな鳥類が電線や電柱に留まり、糞をすることがあるため、悪臭や衛生的な問題が発生します。

また、鳴き声による騒音も発生することがあります。

電柱や電線の管理者による防鳥対策

電柱や電線の管理者である関西電力送配電株式会社やNTT西日本に相談ください。

関西電力送配電株式会社・・・0800-777-3081

NTT西日本・・・0120-444-113

カラス対策の資料

この記事に関するお問い合わせ先

市民環境部 生活環境課

電話:0749-30-6116
ファックス:0749-27-0395

メールフォームからお問合せする