芹川の並木
慶長8年(1603)の芹川の付け替えの際、護岸のために植えられた木で、彦根城築城当時から、いろんな出来事を静観していたのでしょうか。
JR琵琶湖線付近から琵琶湖岸に至るまで植えられている木は、エノキ・ケヤキ・アキニレ、そして桜など500本以上にもおよびます。
これらの木々は、春には新しい芽をふき、桜を咲きほこらせ、みずみずしい緑を提供してくれます。また夏には、強い日差しをさえぎり心地よい日陰を提供してくれます。秋の訪れとともに葉は赤く染まり、冬の足音とともに葉を落とします。冬には枝だけになり、もの悲しさをただよわせます。
並木の中で一番大きなものは、地上1.5メートルでの幹周が、448センチメートルもあるケヤキで、大人3人がかりでやっと抱きしめられる大きさです。400センチメートル以上の幹周のものは9本、300センチメートル以上の幹周のものは43本あります。
木の種類で一番多いものはサクラで238本、次いでエノキ115本、ケヤキ58本です。
私たちの心をなごませてくれるこれら並木の中には、幹が空洞になっているものも見受けられるため、健康な姿をいつまでも保ってくれるよう早急な対策が望まれます。
また、芹川にはいろんな鳥がやってきます。鳥の鳴き声を耳をすまして聞いてみましょう。いろんな声が聞こえてきます。
それでは、JR琵琶湖線から琵琶湖岸まで、芹川に沿ってゆっくり歩いてみましょう。
順位 | 樹木名 | 科名 | 幹周 |
---|---|---|---|
1 | ケヤキ | にれ科 | 448センチメートル |
2 | ケヤキ | にれ科 | 440センチメートル |
3 | エノキ | にれ科 | 419センチメートル |
4 | ムクノキ | にれ科 | 417センチメートル |
4 | ケヤキ | にれ科 | 417センチメートル |
6 | ケヤキ | にれ科 | 414センチメートル |
7 | ケヤキ | にれ科 | 408センチメートル |
8 | ケヤキ | にれ科 | 403センチメートル |
9 | ケヤキ | にれ科 | 400センチメートル |
10 | ケヤキ | にれ科 | 397センチメートル |
樹木名 | 科名 | 本数 |
---|---|---|
サクラ | ばら科 | 238本 |
エノキ | にれ科 | 115本 |
ケヤキ | にれ科 | 58本 |
アキニレ | にれ科 | 26本 |
ムクノキ | にれ科 | 19本 |
サイカチ | まめ科 | 17本 |
カジノキ | くわ科 | 10本 |
さえずり (テリトリーソング) |
なわばりの歌 |
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さえずり (ラブソング) |
おすがめすを呼び、つがいをつくるときの歌 |
さえずり (ジョイソング) |
暖かい春先にさえずる歌 |
地鳴き | 鳥が話をしているときの歌 |
更新日:2024年09月02日