調査について

更新日:2019年08月30日

 この冊子は、平成11年4月から平成12年11月にかけて実施した「彦根市自然環境調査事業」の結果をもとにして、作成しました。
 調査を始めるにあたり、まず各分野の指導員の先生方にお集まりいただき、調査方法やまとめ方などについて、打合せ会議を数回持ちました。その後、各分野ごとに打合せ会議をもち調査を開始しました。
 植物は、シダ植物以上の高等植物(野生植物)を調査の対象とし、指導員および調査員が各自で野外へ行き、調査を行いました。調査したものはすべて標本にして証拠保存しましたが、貴重種であって個体数が極めて少ないものは、写真記録のみとしました。
 標本は、毎年末に開く同定会において、種名の確認が行われました。
 また、生息状況の確認と調査員の知識向上を目的とした現地研修会を5回行いました。
 昆虫は、指導員と調査員とで、彦根市北部の鳥居本地域を中心に現地調査を行いました。調査はチョウおよびトンボ、セミを中心に行い、標本は証拠保存ほか、過去に行われている調査記録も盛り込むこととしました。
 魚類は、指導員と調査員とで、主要河川および農業用・生活排水路、山間部の湧水路について、メダカの生息状況を中心に調査しました。
 動物は、哺乳類について現地調査、文献や行政資料から生息情報の洗い出しを行いました。
 現地調査では、フィールドサインの確認、定点観察、トラップによる小型哺乳類の捕獲および自動写真撮影システムを用いた写真撮影を行いました。このほかにも、調査員が個人的に行っている調査で得られた情報も盛り込みました。
 また、現地調査のほかに県の病傷鳥獣救護や彦根市の有害鳥獣駆除の実績および国道、県道、市道におけるロードキル発生状況についての情報収集、市民へのアンケート調査も行いました。
 鳥類は、山手、水辺、市街地でポイントを選び、現地研修を行いながらデータの収集につとめました。また、各自が自然観察会等に参加し、知識の向上とデータの収集につとめました。その他、過去に行われている調査記録も盛り込むことにしました。

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