悪徳商法対策

更新日:2019年08月30日

 悪徳商法は多様化、巧妙化し続け、消費生活センターに寄せられる相談件数も、過去最高を更新し続けています。
 ここでは、よくある手口をいくつか紹介したいと思います。だまされないためにも、その手口を知っておくことが大切です。

SF(催眠)商法

 タダより高いものはない!

主な商品サービス

  • ふとん
  • 磁気マットレス
  • 健康食品 など

よくある手口

  1. 景品やプレゼント、安売りなどの名目で会場に連れ込む
  2. 無料で日用品を配るなどして、会場の雰囲気を盛り上げる
  3. 興奮状態にした後、最後に高額な商品を売りつける
  • 一旦会場に入ったら、商品を買うまで帰してくれないことなどがあり、断りきれない場合がほとんどです!何も買わずに出るのは至難のワザ!
  • また、SF商法に似た、講習会商法というのもあります。
    健康に関する講習をすると言って、景品や安売りでお客をつり、3週間くらい通わせた後に高額商品を買わせる…というのが主な手口です。

点検商法

 ひとまず時間をおいて、冷静に比較検討を!

主な商品サービス

  • 床下換気扇、除湿剤などの防湿サービス
  • 排水管掃除
  • 屋根工事、耐震工事 など

主な手口

  1. 「無料点検に来ました」「近くで汚染が見つかりました」などと言って訪問する
  2. 点検をして、「すぐに工事をしないと家が傾きますよ」「このまま放っておくと家がダメになりますよ」などと不安をあおる
  3. 「お宅は人目につきやすいので、モデル工事として安くします」「格安キャンペーンは今日までだから」などと言って契約を急がす
  4. 必要のない商品の取り付け工事を行い、高額な金額を請求する

そもそも、工事の必要がない場合がほとんどです「今日なら割引ですよ」などの言葉に反応して、その場で契約せずに家族と相談したり、別業者と比較検討したりするなど、ひとまず時間をおきましょう。

内職商法

 あまりに高収入をうたっているところは要注意!

主なターゲット

  • 生活費や住宅資金の足しにするため、少しの時間でも働きたいと思っている主婦など

主な手口

  1. 電話勧誘や折り込みチラシ、インターネット上の広告などで、「高収入」「自宅で」「初心者でも簡単」などと言って、仕事の勧誘をする
  2. 業務に必要なものだからと、高額なパソコンや教材、講習代などを支払わせる
  3. しかし、実際には仕事は斡旋されなかったり、給料が支払われなかったりで、ローンの支払いだけが残る

資格商法

 本当に必要な資格なのか、内容の検討を!

主なターゲット

  • スキルアップ、副業のために資格をとろうと考えているサラリーマンなど

主な手口

  1. 職場へ電話をかけてきて、「合格するまで面倒を見る」「会社が受講を推薦している」などと言って執拗に勧誘する
    このとき、強引に決断を迫り、曖昧な返事でも契約成立と捉えられる
  2. 直ちに契約書やクレジットの書類を送りつけ、代金支払を迫る
  3. しかし、実際には合格までのサポートはなかったり、教材を購入したものの難しすぎて資格取得に至らず、ローンの支払いだけが残る

その他にもこんな手口で

 疑うことが大切です

主な商品サービス

薬効をうたった販売

  • 「万病に効く」など本来うたってはいけない薬事的効果をセールストークにして売りつける。
  • 健康食品やふとんなどの健康関連商品を、承認されていない効果・効能をうたって販売している例が多い。

送りつけ商法(ネガティブ・オプション)

  • 注文していない商品を一方的に送りつけ、消費者が「受け取った以上、支払わなければならない」と勘違いして、支払うことを狙った商法。
  • 代金引換郵便を悪用する例もある。

肝に銘じてください。だまされないための5つの心得

  1. 「今だけ」、「今日だけ」、「あなただけ」そんなうまい話はこの世にはありません
  2. 見知らぬ人の親しげな接近や訪問に要注意!身なりや態度に惑わされないで!
  3. 家族の話や自分の預貯金などプライバシーは明かさない
  4. 必要なければ、「いりません」ときっぱりと断る
  5. 1人で決めない!家族や身近な人、消費生活センターに相談する!
消費生活に係るトラブルについては早急に、彦根市消費生活センター(市役所1階)の消費生活相談員に相談してください。

この記事に関するお問い合わせ先

市民環境部 生活環境課 彦根市消費生活センター

電話:0749-30-6144
ファックス:0749-27-0395