ネットトラブル

更新日:2019年08月30日

 パソコンやスマートフォンの普及にともないインターネットは私達の生活に身近なものとなりました。情報収集の他、買い物やゲーム等ができ、今や私たちの暮らしを豊かにする大切な存在です。一方で、関連する消費者トラブルも発生し、内容は多岐にわたります。その中でいくつか事例をご紹介したいと思います。

ネットショッピング

お金を振り込んだのに商品が届かない!

相談事例

欲しいバックを、商品名でネット検索して見つけたサイトに注文した。翌日、「代金が口座に振込まれたことを確認後、商品の発送をする」とメールが届いたので、指定された個人名義の口座に代金を振り込んだ。10日を過ぎても商品が届かないので、メールで問い合わせたが返信もない。連絡先の住所や電話番号もわからない。

説明

インターネット上での商品の購入は、店のようすや商品の状態が確認できません。また、注文から商品が届くまでに日数がかかります。商品代金を支払った後に、商品が届かないことや、届いた商品が注文した商品と違ったという場合があります。

サイト運営者と連絡が取れないと、返金や返品交渉ができないで、被害の回復は非常に困難です。正確なサイト運営者情報が記載されていないウェブサイトの利用は控えましょう。(連絡先がEメールしか用意されていないサイトは危険です!)

販売価格が極端に値引きされている場合、お買い得のように見えますが、慎重に判断しましょう。

サイト内の日本語の表現が不自然な場合も注意が必要です。たとえば、「送料無料!3日か4日届けます!」といったおかしな文章が見られます。

支払い方法が銀行振込のみで、クレジットカードが利用できない、振込先が「サイトの運営者氏名と銀行口座名義人とが異なる」や「屋号を含まない個人名の口座」である場合は、前払いでの購入はやめましょう。

送料の有無や配送方法、返品条件の確認をしておきましょう。不明ならば事前に問い合わせましょう。

商品が届いたら、すぐに中身をチェックしましょう。注文品と違っていたり、壊れていた場合は、すぐにサイトへ連絡をしましょう。

ワンクリック不正請求

無料のアダルトサイトを興味本位でクリックしたら料金を請求された!

相談事例

「無料」のアダルトサイトを見ていて、年齢確認画面が出たので『18歳以上』をクリックしたところ、『登録』となり、3日以内に7万円支払うようにという請求画面が表示された。再起動をしても画面が消えない。

説明

年齢確認をクリックしただけでは契約は成立していないので、料金を支払う必要はありません。

サイトを見ただけでは個人情報は伝わっていないので、慌てて支払ったり、業者に連絡を取らないようにしましょう。

興味があっても安易にアクセスしないようにしましょう。

アダルトサイトのほか「占いサイト」や「懸賞サイト」にも気をつけてください。

住所、氏名、電話番号、生年月日等を入力することで個人情報が流出したり、そもそも個人情報を入手するための偽りのサイトであることも多いです。

請求画面を削除するには、製造メーカーに問い合わせるか独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のホームページを参考にしてください。

サクラサイト商法

芸能人とメールができるとポイント購入したら…

相談事例

無料SNSサイトで、好きなタレントのページにリンクを貼って利用していたら、そのタレントから直接メッセージが届き、「事務所に内緒なので、別サイトでやり取りしたい」と別サイトに誘導された。メール交換のためのポイント購入で260万円払ったが、だまされたのだろうか。

説明

サイト業者に雇われた”サクラ”が異性、芸能人、マネージャー等になりすまし、メール交換等の有料サービスを利用させます。

有料のポイントを購入しないとメールのやりとりができず、継続的に課金される仕組みです。

心当たりのない相手からのメールは無視しましょう。

お子様が被害に遭うケースも…

オンラインゲームの利用料金を請求された!

相談事例

息子が親のクレジットカードを無断で入力し、アプリゲームで有料アイテムを2か月にわたり20万円分購入していた。このゲームは、15歳未満は1か月の利用上限は5000円となっているようだが、購入できていたようだ。

説明

ネットゲームは無料で始められるが、強いアイテムを手に入れるには有料である場合が多くなっています。オンラインで競い合い、ランキングの上位に入りたいとお金を使いこんでしまい、親が気づいたときには高額になっている場合もあります。

高額課金を防ぐには、年齢設定や利用上限を施し、課金時のパスワード入力を必須にした上で、それを親が管理し、その設定を定期的にチェックしましょう。

未成年者取消の可否や方法については、問い合わせてください。

無料通話アプリ等の『なりすまし』にご注意!

無料通話アプリはダウンロード後の登録作業が大切です!

相談事例

友人から通話アプリを介して、コンビニで電子マネーを代わりに買ってほしいと連絡がきた。3万円分購入し、プリペイドカードの番号を写真で撮ってアプリで送った。その後、誰かが友人になりすましていたことが分かった。

説明

無料通話アプリのアカウントが他人に乗っ取られてしまったために起こった被害です。

購入する前に本人かどうか確認しましょう。その際、連絡があったアプリではなく、携帯電話の電話やメールで連絡をとるようにしましょう。

また、アプリの設定で『なりすまし』の被害を防ぐことができます。設定方法については、問い合わせてください。

被害に遭ってしまった場合でも一人で悩まず、彦根市消費生活センター(市役所1階)の消費生活相談員に相談してください。

この記事に関するお問い合わせ先

市民環境部 生活環境課 彦根市消費生活センター

電話:0749-30-6144
ファックス:0749-27-0395