止血の処置

更新日:2019年10月12日

まず、あわてないで傷口からの出血の状態を確認しましょう。
傷口から鮮紅色の血液が勢いよくふき出していたり、暗赤色の血液が大量に流れ出ている場合は、大量出血につながります。
止血の基本は圧迫止血です。
それでも止血できないときには止血帯をします。

1.傷口を圧迫する(直接圧迫止血法)

負傷者の足の傷口を布で覆い上から手で押さえつけ止血しているイラスト
  • 傷口の上に清潔な布を覆い、上から強く押さえつけます。
  • 圧迫は、血が止まるまで続けます。包帯があれば、あて布の上から巻きますが、強く締めすぎないように注意しましょう。
  • 包帯をしても、まだ血が止まらない場合は、その上から更に包帯を巻きます。
  • また、血液を介した感染の防止に、ビニールの買い物袋が役立ちます。
  • 直接手に血液が触れないように、袋の中に手を入れて、止血の処置をしましょう。

2.ショックをおこしたら

大出血のためにショック状態に陥ると、生命にかかわります。
適切で早めの処置が大切です。

ショック症状は

  • 意識がうすれかける
  • 冷や汗をかく
  • 顔面が蒼白になる
  • 表情がぼんやりとしている
  • 目はうつろとなる
  • 唇は血の気がなく紫色となる
  • 呼吸は浅くて速く、息苦しそう
  • 脈は浅くて速くなる
  • 寒気がして体がふるえる
  • 手足が冷たくなる

ショック体位をとる

負傷者が仰向けになり足を高くして毛布を掛けられて寝ているイラスト

血液が心臓に戻るように、足を高くして寝かせます。
寒がるときは、毛布にくるんで保温します。

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消防署 本署

電話:0749-22-6119
ファックス:0749-22-9427

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