緊急消防援助隊
緊急消防援助隊とは
緊急消防援助隊は、平成7年(1995年)阪神・淡路⼤震災の教訓を踏まえ、⼤規模災害等において被災した都道府県内の消防⼒では対応が困難な場合に、国家的観点から⼈命救助活動等を効果的かつ迅速に実施し得るよう、全国の消防機関相互による援助体制を構築するため、平成7年6⽉に創設されました。平成15年の消防組織法改正により、緊急消防援助隊が法制化(平成16年施⾏)されるとともに、⼤規模・特殊災害発⽣時の消防庁⻑官の指⽰権が創設されました。
緊急消防援助隊の応援の仕組み
緊急消防援助隊は、消防庁長官からの出動の指示などを受けて、被災地に迅速に出動します。
首都直下地震や南海トラフ地震などの大災害では、特別な計画に基づいて、全国規模に応援出動します。
1 大規模災害が発生し、被災地から応援要請
2 消防庁から各県知事、市町村長へ応援を求める
3 被災地へ向け出動
4 被災地で活動
彦根市消防本部も、消防車3台、救急車1台、はしご車1台、資機材搬送車1台が緊急消防援助隊として登録されています。
緊急消防援助隊PR動画
【総務省消防庁】緊急消防援助隊PR動画(ショート版)(再生時間:3分00秒)
過去大規模災害時等における緊急消防援助隊の活動映像と消防職員のインタビュー等を臨場感を交えて紹介しています。
【総務省消防庁】緊急消防援助隊PR動画(完全版) (再生時間:17分27秒)(ナレーション:照英氏)
どこでも起こりうる大規模災害は時に生命、財産を無情にも奪っていきますが、その緊迫した人命救助活動の中で消防士たちは何を感じ活動しているのか、大規模災害時の映像や訓練映像を交え、消防の活動を詳しく解説しています。
人々の災害時の記憶や教訓が風化しないよう、防災意識の啓発資料としても活用できます。
緊急消防援助隊の特殊車両
緊急消防援助隊には、大規模な災害で必要となる様々な特殊車両が登録されています。通常の消防車両は地方公共団体が整備しますが、このような特殊な車両の中には、国が整備し、地方公共団体に無償で貸与しているものがあります。
大型水陸両用車
拠点機能形成車
緊急消防援助隊の訓練
緊急消防援助隊の技術の向上及び連携活動能力の向上を図るため、都道府県及び市町村の協力を得て、全国合同訓練及び地域ブロック合同訓練を行っています。
全国合同訓練は、全ての都道府県が参加する最大規模の訓練で、概ね5年ごとに行っています。
地域ブロック合同訓練は、毎年、全国を6つのブロックに区分してブロックごとに行っています。
訓練会場に参集した緊急消防援助隊
大規模危険物火災消火訓練の様子
土砂災害救出訓練の様子
図上訓練の様子
令和4年10月には、近畿ブロック合同訓練が滋賀県を主会場として実施される予定となっています。
住民の皆様には、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
更新日:2024年09月02日