償却資産の評価
償却資産の評価方法
固定資産評価基準に基づき、取得価額を基礎として、取得後の経過年数に応ずる価格の減少(減価)を考慮して、償却資産の評価額を算出します。
前年中に取得された償却資産にあってはその取得価額に、前年前に取得された償却資産にあってはその前年度評価額に、耐用年数に応ずる減価残存率を乗じて価額を求める方法によるものとされています。
固定資産税における償却資産の減価償却の方法は、定率法です。
評価額の算出
- 前年中に取得された償却資産の評価
価格(評価額)=取得価額×前年中取得の減価残存率
- 前年前に取得された償却資産の評価
価額(評価額)=前年度の評価額×前年前取得の減価残存率・・・(a)
(注意)ただし、(a)により求めた額が取得価額の5%よりも小さい場合、その償却資産が本来のように供されている限りは、取得価額の5%が価格となります。
| 令和n+1年度 | 250,000×0.732=183,000円 |
|---|---|
| 令和n+2年度 | 183,000×0.464=84,912円 |
| 令和n+3年度 | 84,912×0.464=39,399円 |
| 令和n+4年度 | 39,399×0.464=18,281円 |
| 令和n+5年度 | 18,281×0.464=8,482円<250,000×5%=12,500円 |
令和n+5年度は、取得価額の5%より小さくなりますので、評価額は12,500円となり、以降12,500円のままとなります。




更新日:2025年12月10日