緑地化の推進

更新日:2024年09月02日

HP番号: 4200

「市民一人一本植樹緑化運動」とは

 わたしたちのまち“彦根”は、雄大な母なる琵琶湖の風景を望み、緑濃い鈴鹿山系や、佐和山などの山並み、さらに彦根城のある金亀山や湖東平野の核となっている荒神山などをまちの背景として、また、広がりのある平野部には幾筋もの河川が緑の帯をなし、うるおいとやすらぎのある自然豊かな暮らしを育んできました。
 しかし、自然を代表する豊かな緑は年々減少し、この失われようとする自然を再生し、緑豊かな都市景観をどのように形成していくか、うるおいとやすらぎのある個性あふれたまち創りをどう進めていくかが今後の大きな課題となっています。
 緑が減少しつつある今、市民一人ひとりがこの恵まれた環境を再認識し、「自然・緑」を磨き輝かせていくとともに、市民・事業者・行政がパートナーとなっての協働による総合的かつ効果的な緑化推進に努める必要があることから、中・長期計画のもとに「市民一人一本植樹緑化運動」を展開して、美しく明るい彦根のまち創りを醸成することを定めるものです。

「緑(樹木)の確保目標」2020年をめざして

市域平地部の緑(樹木)率10%を20%に

  • 公共公益施設の緑化面積を20%以上に緑化推進(現状は平均10%)
  • 住宅を中心とする民有地の緑化面積を10%以上確保するよう普及、啓発
  • 路線ごとに街路樹を意味づけ統一し、季節感をもたらし、その個性豊かな都市景観創出と調和した街路づくり
  • 住民参加の花や緑の地域づくりの推進

資料

  • 市域面積9,815ヘクタールの内、山林面積は約2,515ヘクタール
  • 市域の平地部面積約7,300ヘクタール(内、宅地地目等の面積は約2,400ヘクタール)
  • 宅地地目等での現況の緑(樹木)面積は、約210ヘクタール(約10%)
  • 2020年には緑(樹木)の面積を約500ヘクタール(約20%)に増量

緑と花のまちをつくろう

 身近に緑や花のある生活は、私達の心にゆとりとうるおい、そしてやすらぎを与えてくれます。緑と花にあふれた美しく豊かなまちをみんなでつくり育てていきましょう。

快適なまちに欠かせない緑と花

  • 豊かな都市環境をつくります。
  • 都市特有の気温の上昇を緩和します。
  • 大気汚染の一因である二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。また、煤塵などを吸着して大気の浄化作用をします。
緑が多くきれいに舗装されたキャッスルロードの写真

夢京橋キャッスルロードの街路樹

緑で安全なまちに

樹木(街路樹、生垣)は、大地震による火災時の緩衝地帯となり延焼を防止します。

沿道に樹木(街路樹、生垣)が植えられた街の写真

大きな木で緑のトンネルをつくりたいものです

緑と花をまち全体に広げよう

緑や花づくりをまち全体に広げて、地域のふれあいを推進します。また、緑と花により野鳥が飛来したり、昆虫が生息するなどまちに自然が戻ってきます。

ボランティアの人々が沿道に花を植えている写真

公共空間を利用しボランティアによる花づくり

道行く人には緑と花を

道路に面したブロック塀を生垣に変えると、豊かな緑が広がってやすらぎを感じ心が和むものです。

緑豊かなまち並みの風景写真

接道部を緑化による緑豊かなまち並み形成

緑豊かな明日のために

私たちの身近な緑は、私たち一人ひとりが緑を育て、創りだし、守っていくことが必要です。

創る

住宅地帯の地域の人々が、自らの居住環境を良好なものに保つため緑地協定を結び、まち並みの緑化を進めるもので、一軒一軒が別々に植えるよりも地区の住民の方々が協力して植えるならば、ストリートとしてのまち並みができ、一層緑の豊かなまちをつくることができます。こうした時に、緑地協定を利用しましょう。

まもる

私たちが生活しているまちでは、都市化の波により緑がさらに失われようとしています。今や貴重となりつつあるまちの緑を保全するために、各種の施策によって保全を図っています。

風致地区

都市の中にうるおいのある区域を作り、自然環境・自然景観を維持するために定めるものです。

風致地区(琵琶湖国定公園)の全体写真

曽根沼緑地を望む琵琶湖国定公園

市民農園

都市のレクリエーション利用していただける相当規模の一団の農地を、都市の環境の形成と農村地域の振興を目的に指定するものです。

市民農園の写真

保存樹木・保存樹林

屋敷林や社寺地の大木などまちの景観に大きく寄与している樹木等を良好に維持管理し、樹木や樹林を指定するものです。

保存樹木・保存樹林の写真

まちの歴史を見守ってきた樹林

みどりに関する補助制度などについて[市民団体等]

近隣景観形成協定修景対策事業

 近隣景観形成協定を締結する地域において、当該協定の関係者が行う景観形成を図るための事業

  1. 生垣の設置
  2. つる性植物による垂直緑化
  3. 低木の植栽
  4. 樹木の移植
  5. フラワーポットの設置
  6. ポケットパーク、コーナースポットの整備などの事業

この記事に関するお問い合わせ先

都市政策部 都市計画課

電話:0749-30-6124
ファックス:0749-24-8517

メールフォームからお問合せする