たばこに関する情報提供
自分に合った禁煙方法を選びましょう
らくらく禁煙相談
保健師による禁煙支援を受けることができます。
たばこの依存度がわかる検査(肺の汚れ度チェック:希望者のみ)を実施したり、
あなたに合ったたばこのやめ方についてお話しします。
◆対象:彦根市民
◆場所:彦根市八坂町1900番地4 くすのきセンター2階
◆相談日時:電話で相談の上決定します。(土日祝日・夜間を除く)
◆申込み:彦根市 健康推進課
薬局に相談
滋賀県薬剤師会認定の「禁煙支援薬剤師」からニコチンパッチなどの禁煙補助剤の使い方や、禁煙のアドバイスを聞きながらたばこがやめられます。
(注意)妊娠中・授乳中の方は、お腹の赤ちゃんや母乳で育つ赤ちゃんに影響があるため使用できません。
<禁煙支援薬剤師のいる薬局>
- さん調剤薬局(戸賀町) (0749ー47-5329)
- ぷるす調剤薬局(西今町)(0749ー23-9211)
禁煙外来
医師の指導のもとで、飲み薬などを使ってたばこがやめられます。
薬がニコチンの禁断症状を緩和してくれるので、依存度が高い方におすすめです。
禁煙外来を希望する際は、医療機関へ事前にお問い合わせください。
(注意)一定の条件を満たせば保険診療になります。
滋賀県内の禁煙治療に保険が使える医療機関(別ウインドウで開く)
たばこの害
たばこの煙に含まれているもの

動物に有害な物質ばかり↑ ↑ ↑
たばこの煙にはニコチン、タール、一酸化炭素だけでなく、約5300種類もの化学物質が含まれており、発がん性物質は約70種類にも及ぶと言われています。
有害物質のうち代表的なものとしては、酸素不足をもたらす一酸化炭素、発がん性物質であるタール、目や鼻の粘膜を刺激するアンモニア、依存の原因となるニコチンなどがあります。
また、たばこの煙はPM2.5の一種でもあります。粒子が小さいため肺の奥深くまで入り込みやすく、肺をはじめ全身の炎症を引き起こし、深刻な影響を及ぼします。
たばこの身体への影響
たばこを吸っている人は、がんなど様々な病気にかかりやすくなります。下図は、たばこと疾患等との因果関係をレベル1~4の4段階で判定したもののうち、レベル1「科学的証拠は、因果関係を推定するのに十分である」と判定された疾患です。
これらは禁煙によってリスクが下がることが明らかになっています。

厚生労働省「喫煙と健康」より
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。主な原因がたばこであることから「肺の生活習慣病」「たばこ病」とも言われています。
どんな病気?
長年の喫煙習慣により、気管支に炎症がおきて、せきやたんが出たり、気管支が狭くなることによって空気の流れが低下します。また、気管支の先にある肺胞が破壊されることによって呼吸がしずらくなったり、からだが酸素欠乏になったりします。
COPDでは肺だけでなく、全身に影響をもたらして、悪性腫瘍、心血管疾患、糖尿病、骨粗鬆症など、さまざまな内臓疾患を併発しやすいことが知られています。
主な症状
- 階段や坂道で息が切れる
- 長引くせきやたん
- 喘鳴がある(呼吸のたびにゼーゼー、ヒューヒューとなる)
初期は無症状でゆっくりと進行し、息切れなどを自覚したころには病気がかなり進行していることが多く、また、現代の医学では一度壊れた肺胞を元通りにすることはできません。症状がある方は軽く考えず、早めに呼吸器専門医にご相談ください。
また、喫煙開始の年齢が若いほど、1日の喫煙本数が多いほどCOPDになりやすく、進行しやすいと言われています。最も大切なことは、すぐに禁煙をすることです。さらに、適切な薬物治療・非薬物治療(適切な生活習慣、日々の運動習慣、リハビリなど)により、病気の進行をできる限り食い止め、健康的なライフスタイルを維持することができます。
新型たばこの情報(加熱式たばこ・電子たばこ)
加熱式たばこ
加熱式たばこは、専用の道具を使って、たばこの葉やその加工品を電気で加熱し、発生する煙(エアロゾル)を喫煙するもので、IQOS(アイコス)、glo(グロー)、ploomX(プルームエックス)などがあります。燃焼をしないため、燃焼の際に生じるタールなどの有害物質が少なく、臭いが抑えられる一方で、依存の原因となるニコチンは紙巻たばこと同程度含まれているものもあります。

国立研究開発法人国立がん研究センターホームページより
電子たばこ
電子たばこは、加熱式たばことは別のものです。電子たばことは、香料などを含んだリキッド(溶液)を加熱して、発生するエアロゾル(霧状)化した化学物質を吸入する製品です。
日本で販売されている電子たばこはニコチンを含まず、たばこ事業法のたばこ製品として分類されないため、年齢制限なく購入可能となっています。しかし、電子たばこによっては、健康に影響を及ぼす可能性のある、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドといった発がん性物質を含むものもあります。
たばこは「やめたい」と思った時がやめ時
喫煙に関する病気で亡くなった人は日本で年間12~13万人、世界では500万人以上と推定されています。禁煙はいつ始めても効果がみられ、早いほど寿命が取り戻せます。たばこは「やめたい」と思った時がやめ時です!

禁煙するとお金もこんなに節約できます!
今後、たばこ税のさらなる増税が見込まれています。この機会に禁煙に取り組みましょう。
更新日:2024年09月02日