インフルエンザの予防について
インフルエンザを予防しましょう
インフルエンザは、毎年12月上旬から1月に流行が始まり、1月から3月にかけて流行します。高熱や関節の痛みなどを伴い、人によっては重症化するおそれもあります。流行を防ぐためには、原因となるウイルスを体内に侵入させないことや周囲にうつさないようにすることが重要です。
インフルエンザの感染を広げないために、一人ひとりが 「かからない」「うつさない」対策を実践しましょう。
インフルエンザにかからないために
1) 正しい手洗い
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。外出先から帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。
2) ふだんの健康管理
インフルエンザは免疫力が弱っていると、感染しやすくなりますし、感染したときに症状が重くなってしまうおそれがあります。体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
3) 予防接種を受ける
インフルエンザを発病した後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、重症化してしまう方もいます。インフルエンザワクチンを接種することで、発病の可能性を減らすことができ、また最も大きな効果として、重症化を予防することが期待できます(※)。なお、接種回数は13歳以上は原則1回、13歳未満の方は2回となります。※ワクチンを接種していてもインフルエンザにかかる場合があります。
4) 適度な湿度を保つ
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します、乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
5)人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、不要不急のときはなるべく、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
インフルエンザを広げない(うつさない)ために
熱が下がっても、インフルエンザウイルスは体内に残っています。ウイルスは体外へ排出されるので、周囲の人への感染を防ぐため、熱が下がった後も、数日は学校や職場などに行かないようにし、自宅療養することが望ましいでしょう。
また、くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれませんので、マスクの着用を含む咳エチケットを心がけましょう。
関連ページ
政府広報オンライン インフルエンザの感染を防ぐポイント「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」にリンクします。
更新日:2024年09月02日