身近にある電気火災の危険

更新日:2023年04月25日

あなたは気づいていますか? 身近にある電気火災の危険に・・・

あなたは気づいていますか?身近にある電気火災の危険に・・・

Episode1 「生活の変化」

最近の電気火災を語るうえで欠かせないのは、皆さんの身近にある家電製品の変化です。

その大きな変化の一つは・・・小型化です!

ポイントは、小さくパワフルな電池が開発されたことで、家電製品は小さくなりました!

つまり・・・皆さんの身の回りにはパワフルな電池で溢れています!

例えば、ハンディ掃除機、ハンディ扇風機、モバイルバッテリー、携帯電話、充電ライト、電子たばこ、デジカメ、自走式掃除機など

Episode2 「パワフルな電池」

小型家電に入っているパワフルな電池とは・・・

リチウムイオンバッテリー、リチウムイオンポリマーと言われるものです。

ではなぜ、パワフルな電池が危険だと思いますか?

それは、電池がショートした時に、パワフルなだけに大きなパワーで燃え上がってしまうからです。

リチウムイオンバッテリー画像

リチウムイオンバッテリー

リチウムイオンポリマー画像

リチウムイオンポリマー

左側がリチウムイオンバッテリー、右側がリチウムイオンポリマーです。

これらは皆さんが目にすることはありませんが小型家電の中に入っています。

 

・・・皆さん今、「電池ってそんなに燃えるの?」と思っていませんか?

それでは、パワフルな電池が燃えるところをお見せしましょう!

Episode3 「実験」

一つ目の実験は「リチウムイオンバッテリーを加熱する」実験です。

リチウムイオンバッテリーを加熱します。加熱後しばらくすると突然火花が飛び散り、轟音とともに炎が吹き出します。

二つ目の実験は「リチウムイオンポリマーに衝撃を与える」実験です。

リチウムイオンポリマーを鉄の棒で突き刺し、衝撃を与えると・・衝撃を与えた瞬間発煙して、激しく燃え上がりました。

リチウムイオンバッテリーが入っている小型家電の取り扱いの注意点は、

1 熱くなる場所に放置しない!

   ストーブの前や高温となる車内に放置しない。

2 衝撃を与えない!

   放り投げる、折り曲げる、動物に噛まれそうな場所に放置するなどしない。

3 廃棄する時は各自治体の廃棄方法に従う!

   ごみ箱に捨てると、ごみ回収時に火災となる恐れがあります。

Episode4 「火災事例」

ネットショッピングで購入した、ハンディ掃除機に使う海外製のリチウムイオンバッテリーが、置いているだけで出火しました。

これは、海外で製造された非純正品のリチウムイオンバッテリーPSEマークが付いていない製品を消費者が知らずに購入したことで、火災となった事例です。

安全性を満たしていないものは加熱や衝撃を与えなくても燃えだすことがあります。

 

(注意)PSEマーク:電気製品安全法に基づき電気製品が安全性を満たしていることを示すマークです。

PSEマーク見本

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 警防課

電話:0749-22-0337
ファックス:0749-22-9427

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