小児のけいれん
けいれんの原因は、発熱によるものから脳の病気までさまざまです。
最も多いのは熱性けいれんで、典型的には6ヶ月から2歳の小児が38度以上に発熱したときにおこすけいれんで意識障害を伴いますが、けいれん自体は5分以内で自然に止まり、意識も完全にもとに戻ります。
それ以上けいれんが続いたり、くり返すときは、病院に連れて行きましょう。
- けいれんをおこしたとき、倒れてもけがをしないように、周囲のものを取り除きます。
- あわてて大声で名前を呼んだり、揺さぶって刺激を与えてはいけません。
- 衣服を緩めて、顔を横に向けて寝かせます。
- 口の中に食物や吐物がある場合は、指先に布を巻いてぬぐい取りますが、このときに、のどに押し込まないように注意します。
注意
- けいれんだけでなく、頭痛、吐き気、嘔吐を伴うときは、すぐに病院に連れて行きましょう。
- 病院では、医師にいつ、どの部分からどのようにけいれんが始まったのか、また、けいれんが治まったときの様子も報告してください。
更新日:2024年09月02日