突然死を防ぐために

更新日:2020年01月09日

 突然、心臓や呼吸が止まってしまった人を救うためには、そばに居合わせた人が救命処置をすることが大事です。このような事態は、何の前触れもなく突然訪れることもありますが、前触れが見られることも少なくありません。この前触れに気付き、心臓や呼吸が止まってしまう前に119番通報をして救急車を呼ぶことができれば、助かる可能性が大きくなります。

子どもの場合

 子どもの突然死の主な原因は外傷、溺水、窒息などの事故ですが、その多くは日常生活の中で十分に注意することで予防できるものです。

  • 自動車に乗せるときはチャイルドシートを使用しましょう。
  • 自転車に乗るときはヘルメットを着用しましょう。
  • 水(風呂・水遊び・海水浴など)の事故への注意をはらいましょう
  • スポーツ時の事故防止に努めましょう
  • 小さな子どもの手の届くところに、口に入る大きさのもの(標準的なトイレットペーパーの芯を通過するような大きさのもの)を置かないようにしましょう。
  • 小さな子どもの手の届くところに中毒の原因となるような薬品や洗剤を置かないようにしましょう

成人の場合

 成人の突然死の主な原因は急性心筋梗塞や脳卒中です。傷病者本人は119番通報を遠慮することもありますが、以下のような症状が急に起こったら、強く説得して、ためらわずに119番通報をしてください。万が一、反応がなくなり、普段どおりの呼吸もなくなったら、ただちに心肺蘇生を開始してください。

急性心筋梗塞が疑われる症状

  • 胸の真ん中に突然生じて持続する強い痛み
  • 胸が締め付けられるような重苦しさ・圧迫感
  • 胸が焼きつくような感じ
  • 人によっては、肩、腕やあごにかけて不快感を訴えることもあります。

脳卒中が疑われる症状

  • 体の片側に力が入らなくなる
  • しびれを感じる
  • 言葉がうまくしゃべれない
  • ものが見えにくくなる

この記事に関するお問い合わせ先

消防署 本署

電話:0749-22-6119
ファックス:0749-22-9427

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