「第48回滋賀県消防救助技術指導会」開催のお知らせ
滋賀県消防レスキュー大会
日時:令和7年6月14日(土曜日) 9時30分~15時00分(予備日:翌日15日(日曜日))
会場:滋賀県消防学校 (滋賀県東近江市神郷町314番地)
上記の日時と会場で「第48回滋賀県消防救助技術指導会」が開催されます。
この大会は、消防救助技術の高度化に必要な基本的要素を鍛えることを通じて、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、消防救助の技術力、力強さ、優しさを披露することで、市民の皆様が消防に寄せる期待に力強く応えるべく、安心・安全なまちづくりを展開することを目標としています。
なお、滋賀県大会の上位入賞者は、京都市で開催される地区大会や、兵庫県三木市で開催される全国大会への出場権を獲得します。
市民の皆様の来場をお待ちしております。

開催種目について
開催種目は全7種目です。
隊員ひとりひとりの基本技能を高める「基礎訓練」と、隊員個人の技能とともに隊員間の連携を強化する「連携訓練」があります。
「基礎訓練」
ロープブリッジ渡過(標準所要時間28秒)
- 水平に展張された渡過ロープ20mを往路はセーラー渡過、復路はモンキー渡過をしてタイムを競う種目です。
- ロープ渡過の基本的な訓練です。
はしご登はん(標準所要時間24秒)
- 自己確保の命綱を結索した後、垂直はしごを15mかけ登り、そのタイムを競う種目です。
- 災害建物への進入等消防活動に欠かせない訓練です。
ロープ応用登はん(標準所要時間16秒)
- 登はん者と補助者が2人1組で協力して機材を使わずに塔上から垂下されたロープを15m登はんするタイムを競う種目です。
「連携訓練」
ほふく救出(標準所要時間62秒)
- 3人1組(要救助者含む)で1人が空気呼吸器を着装して長さ8mの煙道内を検索し、要救助者を屋外に救出した後、二人で安全地点まで搬送するタイムを競う種目です。
- ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための訓練です。
ロープブリッジ救出(標準所要時間75秒)
- 4人1組(要救助者含む)で2人が水平に展張された渡過ロープにより対面する塔上へ進入し、要救助者を救出ロープに吊り下げてけん引救出した後、脱出するタイムを競う種目です。
- 隣の建物等から進入して要救助者を救出することを想定した訓練です。
引揚救助(標準所要時間129秒)
- 5人1組(要救助者含む)で2人が空気呼吸器を着装して塔下へ降下し、検索後、要救助者を塔下へ搬送し、4人で協力して要救助者を塔上へ救出した後、ロープ登はんにより脱出するタイムを競う種目です。
- 地下やマンホール等での災害を想定した訓練です。
障害突破(標準所要時間157秒)
- 5人1組で緊密な連携の下で一致協力して「乗り越える」「登る」「渡る」「降りる」「濃煙を通過する」の基本動作により5つの障害を突破するタイムを競う種目です。
- 災害現場の様々な障害を想定した訓練です。
彦根市消防本部からは基礎訓練である「ロープブリッジ渡過」(2名)と連携訓練である「ほふく救出」(3チーム)の2種目に参加します。
最後に・・・
我々消防は、いつ起こるかわからない災害に備えるため、日々訓練に取り組んでいます。
人命救助のために熱い気持ちで訓練に取り組んできた隊員の姿を、また普段なかなか見ることができない消防の訓練を見に来ていただければ幸いです。
皆様お誘いあわせのうえ是非お越しください。
更新日:2025年05月15日