芹川の並木

更新日:2019年08月30日

 慶長8年(1603)の芹川の付け替えの際、護岸のために植えられた木で、彦根城築城当時から、いろんな出来事を静観していたのでしょうか。
 JR琵琶湖線付近から琵琶湖岸に至るまで植えられている木は、エノキ・ケヤキ・アキニレ、そして桜など500本以上にもおよびます。
 これらの木々は、春には新しい芽をふき、桜を咲きほこらせ、みずみずしい緑を提供してくれます。また夏には、強い日差しをさえぎり心地よい日陰を提供してくれます。秋の訪れとともに葉は赤く染まり、冬の足音とともに葉を落とします。冬には枝だけになり、もの悲しさをただよわせます。
 並木の中で一番大きなものは、地上1.5メートルでの幹周が、448センチメートルもあるケヤキで、大人3人がかりでやっと抱きしめられる大きさです。400センチメートル以上の幹周のものは9本、300センチメートル以上の幹周のものは43本あります。
 木の種類で一番多いものはサクラで238本、次いでエノキ115本、ケヤキ58本です。
 私たちの心をなごませてくれるこれら並木の中には、幹が空洞になっているものも見受けられるため、健康な姿をいつまでも保ってくれるよう早急な対策が望まれます。
 また、芹川にはいろんな鳥がやってきます。鳥の鳴き声を耳をすまして聞いてみましょう。いろんな声が聞こえてきます。
 それでは、JR琵琶湖線から琵琶湖岸まで、芹川に沿ってゆっくり歩いてみましょう。

地上1.5メートル での幹周ベスト10
順位 樹木名 科名 幹周
1 ケヤキ にれ科 448センチメートル
2 ケヤキ にれ科 440センチメートル
3 エノキ にれ科 419センチメートル
4 ムクノキ にれ科 417センチメートル
4 ケヤキ にれ科 417センチメートル
6 ケヤキ にれ科 414センチメートル
7 ケヤキ にれ科 408センチメートル
8 ケヤキ にれ科 403センチメートル
9 ケヤキ にれ科 400センチメートル
10 ケヤキ にれ科 397センチメートル
芹川の樹木の種類ごとの本数(JR琵琶湖線~琵琶湖岸)(10本以上のものを掲載)
樹木名 科名 本数
サクラ ばら科 238本
エノキ にれ科 115本
ケヤキ にれ科 58本
アキニレ にれ科 26本
ムクノキ にれ科 19本
サイカチ まめ科 17本
カジノキ くわ科 10本
鳥の鳴き声の持つ意味
さえずり
(テリトリーソング)
なわばりの歌
さえずり
(ラブソング)
おすがめすを呼び、つがいをつくるときの歌
さえずり
(ジョイソング)
暖かい春先にさえずる歌
地鳴き 鳥が話をしているときの歌

この記事に関するお問い合わせ先

市民環境部 生活環境課

電話:0749-30-6116
ファックス:0749-27-0395

メールフォームからお問合せする