まちの未来のためにごみの行方を考える(2026年3月号掲載)

更新日:2026年03月01日

HP番号: 29530

私たちの暮らしを支える清掃センターでは、毎日たくさんのごみが処理されています。便利な生活の裏側で、老朽化が進んだ焼却場は修繕に多くの費用がかかるなど、厳しい状況が続いています。これからも安全に稼働を続けるためには、ごみを減らし、正しい分別に取り組むことが欠かせません。

しかし、正しく捨てようとしても、気付かないうちに間違った分別をしてしまうこともあります。捨て方を間違えると、事故や資源のむだになるものも。

暮らしの中で変化とともにごみの捨て方も多様化している今、一度ごみの分別方法を見直してみませんか。 今回の特集では、ごみ処理施設の現状と、簡単にできるごみ捨ての工夫をご紹介します。

上空から清掃センターを写した写真

1977年完成 焼却場

大きなクレーンが燃えるごみをつかんでいる様子の写真

ピットのごみをクレーンで混ぜながら焼却炉へ運びます。

「燃やすごみ」の袋に入れられたごみを焼却する施設で、遠くからでも見える大きな煙突が特徴です。

完成から48年が経過した焼却場は、なんと西日本最古。

老朽化した施設を安定して動かし続けるために、設備の更新や修繕に大きな費用がかかっており、日々の負担を軽くすることが、施設の延命や処理費用の削減につながります。

こんなことが、起こっています

焼却炉が燃えているイメージイラスト

プラスチックが混ざっていると…

焼却炉の劣化が進む

焼却炉の温度がどんどん上昇して炉を痛め、長く使えなくなります。

 

焼却炉に缶や金属が混ざっているイメージイラスト

金属が混ざっていると…

焼却をストップ!

燃えないものは焼却の邪魔になるため、場合によっては停止して取り除かなければなりません。再稼働には大きなエネルギーが必要になります。

  • ok 正しい燃やすごみ※一例です
    生ごみ、木・草類、ゴム・革、布、スポンジ、汚れの残った容器包装プラスチック
     
  • NGよく間違って入っているごみ
    きれいな容器包装プラスチック、ペットボトル、硬いプラスチック(埋立ごみ)

2003年完成 容器包装プラスチック資源化施設(民設・民営施設)

容器包装プラスチックのごみ袋に入れて捨てられた、プラスチック製の容器や包装は、資源としてリサイクル業者が回収をしてくれます。

ただし、汚れているものやリサイクルができない物は回収されないため、容器包装プラスチック資源化施設では、間違って紛れ込んだごみを一つ一つ、人の手で取り除いています。

作業員がラインでごみの選別をしている様子の写真

作業員による選別。混ぜたらごみ、分けたら資源!

  • ok正しい容器包装プラスチックごみ※一例です
    プラマーク  プラマーク見本  のついてるもの、お菓子の袋、カップ麺の容器、卵のパック、スーパーやコンビニのレジ袋、シャンプーのボトル、食品を包んでいたラップ、発泡スチロール、ペットボトルのキャップ・ラベル
     
  • NGよく間違って入っているごみ
    ペットボトル(キャップ・ラベルはOK)おもちゃ・CD・硬いプラスチック(埋立ごみ)
特別版 今からできる!ごみ減量のススメ。プラスチックの捨て方豆知識

やってみよう!納豆食べたらリサイクル

栄養価が高く、毎日食べる人も多い納豆。食べ終わった納豆パックをそのまま捨てていませんか?発酵食品は腐敗が進みやすく、残りかすは悪臭を発するほか、ゴキブリやハエを呼び込む原因にもなります。

あのネバネバ、意外と簡単に落ちるので、せっかくならさっと洗って容器包装プラスチックとしてリサイクルに出してはいかがでしょうか。

そのまま捨てると腐敗が進みやすいので、シンクに置いて他の洗い物をする。お湯を注いで浸けておくとさらに取れやすい。

食べ終わった納豆パックをシンクに置き、その上で他の食器を洗っていると、降り注ぐお湯と洗剤だけでネバネバが落ちます。

ペットボトルはリサイクルの優等生

ペットボトルは1種類の素材で作られていることからリサイクルがしやすく、何度も新しいボトルに生まれ変わることができる「リサイクルの優等生」です。

彦根市でも、回収したボトルはリサイクル業者により原料(ペレット)に戻され、再び飲料メーカーへ卸すことで、資源循環を実現しています。

ペットボトルリサイクルのイメージ画像。飲み終わったら中を軽く水洗いし、キャップとラベルを外してリサイクル。(キャップとラベルは容器包装プラスチックでリサイクル)ボトルは原料に戻す。飲料メーカーが新しいペットボトルで商品に。

他にもさまざまなごみの種類があります。分別に迷ったら、彦根市ホームページをご覧ください。

清掃センターからのお願いです。電池は絶対に混ぜないで!

リチウムイオン電池が発火したイメージイラスト

全国的にリチウムイオン電池が原因の火災が多発しており、令和5年度の発生件数はなんと8,543件。彦根市でも一般ごみに混ざっていることがありました。

火災が起きれば、ごみの受け入れが止まるのはもちろん、人身事故も起こりかねません。電池は次のとおり分別して出してください。

電池のイメージイラスト

使用済の乾電池は 埋立ごみの日に

月に1度ある、各地域のごみの集積所での埋立ごみの収集日には、使用済の乾電池(マンガン電池・アルカリ電池)を回収しています。

埋立ごみとは別に、透明の袋に入れて出してください。

ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池のマーク

小型充電式電池は 直接持ち込む

  • 回収場所 清掃センター、市役所本庁舎(2階生活環境課)
  • 回収できる充電池
    • ニカド電池
    • ニッケル水素電池
    • リチウムイオン電池(モバイルバッテリーなど。膨らんでいてもOKです。)
      (注意)鉛蓄電池、自動車・バイクなどのバッテリーは 対象外です。

親子で分別を学ぼう!清掃センター見学会を開催しました

2025年8月、ごみ減量やリサイクルに取り組むきっかけにしていただこうと、市内の小学生と保護者を対象に清掃センターの見学会を開催しました。

2日間で約100名の親子が参加し、普段は見ることができないごみピットやモニタールームを見学したほか、破砕機を操作しての粗大ごみ処理や、ごみの分別体験などに挑戦していただきました。

清掃センター見学会の様子
親子の写真

親子で見学会に参加された

高橋 園代さん、高橋 楷大さん

見学会に参加した5年生の楷大さんは、清掃センターは人間に例えると120歳ほどの年齢になることを知り「すごいおじいちゃんや!大事にしてあげないと!」と話します。

ごみの分別体験では積極的に職員に質問しながら取り組んでくれました。

小学校からの案内を見て申し込まれたというお母さん、園代さんは「知らずに捨ててしまっていたけど、実はリサイクルができたものもあり、勉強になりました。いらないものは買わない、できるものはリサイクルをする、そうして大事な資源を守って生活しようと思います。」と話されました。

ごみ処理の未来を支える、計画づくりが進行中

地球とはっぱを持つ手の環境をテーマとしたイメージ画像

将来にわたって安定したごみ処理を続けていくため、現在、彦根市、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町で構成する彦根愛知犬上広域行政組合では、新しいごみ処理施設の整備に向けて検討が進められています。

これまで、コストを抑えつつ環境にやさしい「好気性発酵乾燥方式」という処理方式について調べてきましたが、実際に運営していくうえで安定性や費用の面などに課題があることが分かりました。そのため、2026年1月16日に開かれた組合議会の臨時会ではこの方式の検討を中止することが決まりました。

この決定を踏まえて今後は、より安定してごみ処理ができる仕組みや施設のあり方について、慎重に検討を進められます。

既に48年が経過している清掃センターですが、新施設完成まではごみの減量と正しい分別によってなるべく負担を減らして稼働を続ける必要があります。この取組は環境を守ることにもつながります。

持続可能な資源循環型の社会を実現するためにも、ご協力をお願いします。

 

広域行政組合のホームぺージでは、これまでの検討経過などの詳細を公開されています。

この記事に関するお問い合わせ先

清掃センター 管理係

電話:0749-22-2734
ファックス:0749-24-7787

メールフォームからお問合せする