12月21日プレスリリース:テーマ展「彦根藩の年中行事」を開催します

更新日:2024年09月02日

HP番号: 21476

このたび、彦根城博物館において、みだしの展覧会を開催いたしますのでお知らせします。

展覧会名称

テーマ展「彦根藩の年中行事」

会期

令和5年(2023年)1月1日(日曜日・祝日)~2月7日(火曜日)
会期中無休
開館時間:午前8時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

会場

彦根城博物館
展示室1

展示の趣旨

毎年特定の日時に行われる年中行事は、江戸時代には現在よりも盛んに行われていました。彦根藩においても、藩主や藩士の日々の暮らしのなかに見られるほか、藩士が勢揃いするような行事もしばしば行われました。これらには、現代と同じような慣習もあれば、大きく違うものもありました。

例えば、正月に雑煮を食べたり、鏡餅を飾ったりすることは、現在でも江戸時代でも共通しています。ただ、全く同じということはなく、江戸時代には武家に特徴的なものとして、具足飾(ぐそくかざり)という正月飾があり、甲冑とともに鏡餅も飾られていました。鏡餅は彦根城表御殿にいくつも飾られましたが、具足飾の鏡餅が最も重要なものとして扱われました。

正月にはまた、彦根藩士が惣出仕(そうしゅっし)し表御殿で藩主にお目見えする対面儀礼が行われていました。上級の藩士は表御殿の書院で藩主から盃を賜り、下級の藩士は、大広間などに勢揃いしてお目見えをしています。年始の対面は、彦根藩にとって正月の主要な行事でした。

正月以外にも彦根藩では、五節句や盂蘭盆(うらぼん、7月15日ごろ)、月見(8月15日および9月13日)、煤(すす)払い(12月13日)などさまざまな年中行事が行われています。上巳(じょうし、3月3日)や端午(たんご、5月5日)等の節句では、正月同様に藩士の惣出仕がありました。一方、月見では大規模な儀式は行わず、月見そのものを楽しんだり、贈答が行われたりしていました。

本展では、かつて彦根藩で行われた正月行事の様子をはじめ、彦根藩の年中行事を紹介します。

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この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 彦根城博物館 学芸史料課史料係

電話:0749-22-6100
ファックス:0749-22-6520

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