9月27日プレスリリース:特集展示「新収蔵記念 魅惑の華南スタイル 華南三彩陶磁と井伊家伝来茶道具」を開催します
このたび、彦根城博物館において、みだしの展覧会を開催いたしますのでお知らせします。
名称
特集展示「新収蔵記念 魅惑の華南スタイル 華南三彩陶磁と井伊家伝来茶道具」
会期
令和6年(2024年)10月2日(水曜日)~11月4日(月曜日・休日)
会期中無休
開館時間:午前8時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場
彦根城博物館
展示室3
展示の趣旨
華南三彩(かなんさんさい)は、中国・明時代(1368~1644)後期に華南地方で焼かれたやきものです。日本へは16世紀末から17世紀前半にフィリピンやベトナムを経由してもたらされ、主に茶の湯の道具として用いられました。緑や黄、紫の鉛釉を掛け分ける三彩の技法で制作されており、日本では、この種の三彩作品が交趾(現在のベトナム)を産地とすると考えられていたために、「交趾焼(こうちやき)」と呼ばれてきました。華南三彩の鮮やかな色遣いは人々を魅了し、京焼や九谷焼などの発展にも大きな影響を与えました。
この度、新発見の希少な華南三彩壺が当館に寄贈されました。本展では、この新収蔵品とともに、井伊家伝来茶道具に含まれる華南三彩の優品を展示し、未解明な点の多い華南三彩の制作状況や制作技法、日本における受容の様子を紹介します。
更新日:2024年09月19日