9月19日プレスリリース:特別展「大名とスポーツ-武芸と遊興の祭典-」を開催します

更新日:2025年09月19日

HP番号: 28451

このたび、彦根城博物館において、みだしの企画を行いますのでお知らせします。

名称

「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」開催記念 特別展「大名とスポーツ ー武芸と遊興の祭典ー」

会期

令和7年(2025年)9月27日(土曜日)~11月3日(月曜日・祝日)
(注意)会期中無休
開館時間:午前8時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

会場

彦根城博物館
展示室1・2

展示の趣旨

日本におけるスポーツのルーツは、神事や芸能、宮廷行事、武芸、遊戯など、多種多様です。時代による変遷を経て失われたものもありますが、相撲や蹴鞠(けまり)、弓道など、現代もなお盛んに行われているものが多くあります。 

武士が戦場において用いる技能であった弓術や馬術、剣術などの武芸は、太平の世の江戸時代においても廃(すた)れることなく、武士の必須の教養として学ばれました。江戸時代中期には、8代将軍徳川吉宗(1684~1751)が鷹狩(たかがり)や流鏑馬(やぶさめ)を再興するなどして特に武芸を推奨しました。一方で、実戦から遠ざかったことにより、武芸は記録や勝敗を競う競技的要素の強いものへと変化していきました。 

彦根藩井伊家は代々、「武」の家であることを家風とし、武芸が奨励されてきました。藩主やその子弟も幼少期からさまざまな武芸を嗜(たしな)んでおり、藩主自身が使用した馬具や弓具なども数多く伝来しています。また、藩主が藩士達による武芸を観覧する武芸上覧が行われ、藩士の子弟が学ぶ藩校ではさまざまな武芸が教授されました。 

本展は、「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」が滋賀県で開催され、彦根も主要な競技会場となることをうけて開催するものです。井伊家伝来品を中心に、他の大名家ゆかりの品を併せて展示し、大名が形成と継承の一翼を担った現代のスポーツに通じる多様な文化を紹介します。

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プレスリリース資料

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 彦根城博物館 学芸史料課学芸係

電話:0749-22-6100
ファックス:0749-22-6520

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