13 木造伝切阿坐像

更新日:2019年08月30日

木造伝切阿坐像(もくぞうでんせつあざぞう)

木造伝切阿坐像
  • 重要文化財指定 平成10年6月30日
  • 所在地 高宮町
  • 所有者 高宮寺
  • 時代 鎌倉

 高宮寺の初代住職で時宗の僧侶、切阿上人(せつあしょうにん)の肖像であると伝えられている像で、嘉暦2年(1327)に仏師法橋仙賢(ほっきょうせんけん)によって造られました。肉付きがよい鼻と一文字に結んだ口元など、細かい特徴を表す顔や、猫背ぎみに背を丸めた大柄な体など、自然で表情豊かに上人の姿がとらえられています。ひのきの寄木造り(よせぎづくり)、黒漆塗りで、目には水晶がはめ込まれています。時宗僧侶の肖像彫刻の中で、鎌倉時代に制作されたことが確認できる唯一のものであり、肖像彫刻の秀作として評価されています。

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