17 長久寺本堂(観音堂)
長久寺本堂(観音堂)(ちょうきゅうじほんどう(かんのんどう))
- 県指定 昭和48年3月31日
- 所在地 後三条町
- 所有者 長久寺
- 時代 江戸
長久寺は、雨壷山の西側にあり、山の斜面を利用して諸堂が建立されています。このうち本堂(観音堂)は、全体に小堂ながらも均整のよくとれた建物です。
高欄(こうらん)の擬宝珠(ぎぼし)には寛永6年(1629)の刻銘があり、この時代に建立されたと考えられますが、建築方法や妻飾(つまかざり)、斗供(ときょう)、蟇股(かえるまた)などの様式には、桃山時代の形式が認められ、前代の形式を残す江戸初期の仏堂の好例とされています。
更新日:2024年09月02日