62 旧彦根藩足軽組屋敷(善利組・林家住宅)

更新日:2019年08月30日

旧彦根藩足軽組屋敷(善利組・林家住宅)(きゅうひこねはんあしがるくみやしき(せりぐみ・はやしけじゅうたく))

旧彦根藩足軽組屋敷、善利組林家住宅の外観
  • 市指定 平成21年2月13日
  • 所在地 芹橋二丁目
  • 所有者 個人
  • 時代 江戸(中期)
林家住宅の竹すのこ敷き天井

竹すのこ敷き天井 

 善利組・林家住宅は、通りに面して格子戸と板戸からなる古様の木戸門を構え、周囲は板塀で囲まれています。門より1間入った位置にある主屋は、間口5間、奥行4.5間の切妻造の桟瓦葺です。外壁および軒裏は白漆喰で塗り込められ、奥の改造部分を除くと外観は古い形状を良好に留めています。
 中二階の棟木には、天明7年(1787)に、この足軽屋敷を建てる際に行った地鎮祭の祈祷札が釘で固定されています。この祈祷札の発見により江戸時代中期に遡ることが明確となりました。          

後世の改造が少なく、当初の姿を良好に伝え、彦根の足軽屋敷としては、これまで確認できた現存最古のものです。

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