奇跡の城「彦根城」クラウドファンディングの実施について

更新日:2025年09月26日

HP番号: 27967

江戸時代、築城当時の姿をそのまま今に伝える“奇跡の城”。約260年にわたり、守り続けられた彦根城は、今も築城当時の姿を色濃く残しています。

大政奉還後、「廃城令」により全国の城が破却される中、彦根城も解体・売却の危機に瀕しましたが、地元住民が彦根城の保存を強く望んでいることを知った明治天皇が、明日にも取り壊される予定だった彦根城の解体中止を命じたのです。その後の戦災をも逃れ、天守をはじめとする貴重な建造物群や石垣、堀などが今も良好に保存されている姿は、まさに“奇跡の城”と呼べるでしょう。

彦根市ではその想いを受け継ぎ、日々さまざまな修理・整備に取り組んでいますが、その順番を待つ箇所はあとを絶ちません。しかしながら少子高齢化が進む中、これから先も公的予算だけでそうした費用を賄うことは難しくなっています。

先人たちの弛まぬ努力によって受け継がれてきたこの場所を、今、私たちがバトンを受けて次世代に継承していくために。これから先も文化を守る仲間として、多くの方と想いを共にする第一歩にしたいと考え、「クラウドファンディング」による、ご支援をお願いすることとしました。

その第一弾が「高橋(たかばし)架け替え」です。

かつて彦根城主などが茶会を楽しんだ名勝庭園「玄宮楽々園」。その庭園に架かる木橋「高橋(たかばし)」は老朽化が進行し、存続の危機に直面しています。この橋を守り未来に受け継ぐため、みなさまのご支援をお願いします。

クラウドファンディングのバナー

詳細・ご支援方法はこちらのバナーからご覧いただけます。

玄宮園の池の水面に映りこむ彦根城天守

水面には天守が映り込む幻想的な眺めが広がる

第一弾 高橋架替クラウドファンディング

ライトアップされた高橋の画像

幻想的に見えますが、橋脚、梁、手すり、床板などあらゆる部材の劣化が進行しています。

割れや抜けが発生している高橋の手すりの画像

割れ・抜けが発生している手摺

腐食が進んでいる敷板の裏側と桁の画像

降雨などにより腐食が進んでいる敷板・桁

プロジェクトの概要

募集期間

令和7年10月1日(水曜日)9時00分~令和7年12月26日(金曜日)23時00分

目標金額

1,000万円

いただいたご支援の使い道

架け替え事業には約3,600万円という大きな費用がかかります。みなさまのご支援はその架け替え費用の一部として大切に使わせていただきます。

また、高橋の架け替え以外にも国宝である彦根城天守の他に、重要文化財6棟の防災施設整備工事、表門橋の上部工改修工事、令和6年7月の豪雨で崩落した「米蔵水門石垣」の修復工事も控えており、それらには15億円もの費用を要する見立てです。今後も継続的なご支援よろしくお願いします。

中央部分が崩れた石垣の画像

大雨により崩落した石垣

機械が置いてある画像

防災施設整備工事

詳細、ご支援方法

プロジェクトの詳細やご寄付の方法は、READYFOR株式会社のサイト(外部リンク)からご確認いただけます。ぜひこちらから詳細をご覧いただき、ご支援をお願いいたします。詳細・ご寄付←はこちらをクリック。

こちらのQRコードからもご寄附いただけます→QRコードの画像

インターネットでのご支援が難しい場合もご安心ください。彦根市役所 文化財課の窓口でも、直接ご支援いただけます。
お越しいただける方は、下記までお越しください。

彦根市役所 本庁 3階 文化財課
〒522-8511 彦根市元町4番2号
電話番号:0749-26-5833
事前にお電話いただけますと幸いです。

 

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ご寄付いただいた皆様へ感謝の意を表し、ご芳名を掲載させていただきます。
お名前のご掲載に承諾をいただいた方のみ掲載しています。

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この記事に関するお問い合わせ先

観光文化戦略部 文化財課 史跡整備係

電話:0749-26-5833
ファックス:0749-26-5899

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