第37回舟橋聖一顕彰青年文学賞の作品を募集します!【9月1日締切】
舟橋聖一顕彰青年文学賞とは?
作家・故舟橋聖一氏は、井伊直弼公を題材にした小説『花の生涯』を執筆し、それが後に映画や演劇となり、また第1回のNHK大河ドラマとして放映されたことで、直弼公と彦根市の名が全国に知られるようになりました。そのため、本市では、このような多大なる功績をたたえ、同氏を彦根市名誉市民第1号にするとともに、広く青少年の文学奨励をはじめ、教育・文学の振興を図るため、同氏を顕彰する文学賞として、平成元年度から文学の登竜門となる「青年文学賞」を設けました。
今年度も下記のとおり全国の青年各位から優れた作品を公募します。
募集要項
応募作品
小説・随筆・戯曲・評論
(注意)同一作品部門の応募は、1人1編に限る。
応募規定
- 400字詰め原稿用紙50枚以内(随筆については、10枚以内でも可)で縦書きとする。(ワ-プロ原稿の場合は、A4サイズ横・1行40字×25行で縦に印字し、400字詰め換算枚数を明記する。)
- 自作未発表の作品に限る。
- 生成AIの使用は不可とする。
- 郵送または持参による提出の場合、応募作品には、指定の応募票を記入および添付すること。
応募票(Excel形式) (Excelファイル: 11.5KB)
応募資格
令和7年9月1日現在、満13歳以上満30歳以下
(平成6年9月2日から平成24年9月1日までに生まれた人)
ただし、今まで入賞した作品部門での応募はできない(佳作を除く)。
応募期間
令和7年6月1日(日曜日)から9月1日(月曜日)まで
郵送の場合は当日消印有効
賞
正賞:賞状および舟橋聖一色紙
副賞:金150,000円
提出方法
以下の1から3のいずれかの方法による提出とする。
- インターネット(彦根市電子申請サービス)
- 郵送(封筒の表には「青年文学賞応募作品在中」と朱書すること。)
- 持参(封筒の表には「青年文学賞応募作品在中」と朱書すること。)
【提出先】
〒522-0001 滋賀県彦根市尾末町8番1号 彦根市立図書館内「舟橋聖一記念文庫」事務局
電話:0749-22-0649 ファックス番号:0749-26-0300
e-mail:[email protected]
インターネット応募はこちらから
(注)応募期間中のみリンクが表示されます。
作品募集要綱
第37回「舟橋聖一顕彰青年文学賞」作品募集要綱 (PDFファイル: 143.3KB)
その他
(注意)応募作品は、一切返却しない。
(注意)優秀作品の著作権は、彦根市に帰属する。
(注意)最終選考に残った作品は、受賞録に作品名、氏名等を記載することがある。
(注意)入賞作品を収録した受賞録は、彦根市ホームページ上で公開する。
舟橋聖一について

水戸高校時代から文学に傾倒。東京帝大国文科在学中、村山知義・川原崎長十郎らと劇団「心座」を結成し、新劇活動に没頭した。卒業後、明治大学で教鞭をとりつつ「文芸都市」、「近代生活」等の同人に参加。処女出版は、昭和5年(1920年)の戯曲集『愛慾の一匙』である。
昭和9年には雑誌「行動」に『ダイヴィング』を発表、行動主義を提唱し反響を呼び、翌年「文学界」の同人となった。
戦時中『悉皆屋康吉』を脱稿し、作家的地位を不動のものとした。
戦後、昭和27年(1952年)から10年間書き続けた「夏子もの」では、日本の季節感を濃淡鮮やかに描き、39年(1964年)『ある女の遠景』で毎日芸術賞を受けた。同年6月、開国の英雄・井伊大老を描いた『花の生涯』創作の功績により、彦根市名誉市民に迎えられ、41年には日本芸術院会員となった。
この頃から眼を患い、不自由な口述筆記で完成した『好きな女の胸飾り』で42年度の野間文芸賞を受賞。また50年(1975年)には文化功労者に推戴されたが、翌年1月13日急性心筋梗塞により、71歳の生涯を閉じた。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会事務局 図書館
電話:0749-22-0649
ファックス:0749-26-0300
更新日:2025年05月13日