魚類

更新日:2019年08月30日

 従来、コイ、フナ等の小魚が多い沼でしたが、最近はブラックバス、ブルーギルが増え、コイやフナなどの卵や稚魚を食べるので生態系のバランスがくずれる心配があります。

ナマズ

ゲンゴロウブナ

コイ

ギンブナ

ブルーギル、ブラックバスの生活史

 外来種であるブルーギルとブラックバスは独特の生活形態を持ち、在来の魚の生息範囲をおびやかし琵琶湖や内湖・ため池などで激増しています。

ブルーギル

ブルーギルの写真

 北アメリカ原産のサンフィッシュ科の魚。1970年(昭和45年)ごろ琵琶湖で見つかるようになりました。曽根沼や野田沼へはそれ以降にルアー釣りの愛好家により放流されたと思われますが、いつのころか定かではありません。
 6月ごろ、雄が砂地に40~50センチメートルほどのすり鉢状の凹地を作り、雌をよびいれて産卵させ、卵が孵化し稚魚が浮上するまでの約1ヶ月間、巣を守るというめずらしい産卵・子育てを行います。この繁殖時期の雄は腹部が赤く染まる特徴があります。この色を婚姻色とよびます。
 小魚や魚の卵・エビ類・水草など何でも食べ、生後3年で全長15センチメートルになり、大きいものでは全長25センチメートルほどにもなります。

ブラックバス

ブラックバスの写真

 オオクチバスともいいます。北アメリカ原産のサンフィッシュ科の魚。1974年(昭和50年)琵琶湖で初めて見つかりました。えさは小魚・エビ類・水生昆虫(トンボの幼虫など)など。5~7月ごろ、雄が砂礫底に直径70~80センチメートルのだ円形の凹地を作り、雌を呼び入れて産卵させます。雄はブルーギル同様、卵から稚魚が孵化してしばらくたつまでの約1ヶ月間、巣を保護します。
 全長は普通30センチメートルぐらいですが50センチメートルを越えるものもいます。

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