救急隊を紹介します!
救急隊は救急隊長、隊員、機関員の3名で活動します。
救急隊は、救急現場の傷病者に必要な救急処置を行いながら、症状に応じた最も近い医療機関へ搬送します。また、救急隊のうち最低1名は国家資格である救急救命士免許を有しており、高度な救急処置を実施できる体制を確保しています。
救急隊は、救急現場で活動する際に感染防止や安全な活動を行うため、上記写真のようにヘルメット、手袋、マスク、ゴーグル、感染防止衣、安全靴を着装して出場します。
救急隊活動の流れ
出場指令に基づき、直ちに出場し現場に急行します。(救急車の通行にご協力をお願いします。)
救急現場における活動は、以下の流れで活動します。
- 状況評価
通報内容の確認、携行する資器材の確認、現場での安全確認、事故の状況等を確認します。 - 初期評価
生命に直結する、気道、呼吸、循環(脈拍や皮膚)の観察をします。観察と並行して必要な応急処置を実施します。 - 情報聴取
現在の症状、氏名・生年月日・今までにかかったことのある病気や飲んでいるくすり等の必要な情報を確認します。この時、保険証(マイナンバーカード)やお薬手帳を準備していただけると円滑な活動に繋がります。 - 病院連絡
症状や観察結果等から適切な医療機関を選定し連絡します。
連絡した時に必要な情報(傷病者の年齢・性別・いつから・どのような症状が起こったか・観察した結果・病歴・名前・生年月日・病院到着時間等)を病院に伝え、受入の可否を確認します。 - 搬送
観察と応急処置を継続しながら病院へ搬送します。
※救急車は、搬送先の病院が決まらないと搬送を開始できません。 - 引継ぎ
病院に到着したら、医師や看護師に引き継ぎます。
※救急隊は隊員3名で活動しますが、状況によっては消防隊と協力したり、ドクターヘリやドクターカーとも連携します。
救急活動の流れは下記の動画をご参照ください。
URLから視聴される方はこちら↓
救急隊の活動を紹介します!~彦根市消防本部~/彦根市消防本部公式Youtubeチャンネル
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※動画は状況評価から病院決定までの活動となります。
この動画では外傷に対する活動のため上記説明以外に全身観察を実施しています。
彦根市消防本部ではマイナ保険証を活用した救急業務の実証事業を実施しています。
119番通報時の注意事項については下記リンクをご確認ください。
URLからご覧になる方はこちら↓
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救急車は限りある資源です!!
令和5年中の救急件数6,668件のうち、5,929人が救急搬送されました。その中で、軽症と判断された方は3,492人で、全体の約59%を占めました。
彦根市消防本部には5台の救急車しかありません。これは、27,000人で1台の救急車を使用する計算となります。
救急車の適正利用について改めて考えていただき、会話が普段どおりできる、歩くことができるおよび家族が病院に連れていける場合などは、救急車の利用をお控えいただきますようお願いします。
彦根市消防本部管内で実際にあった救急要請内容です
ケース1
発熱で身体がしんどくて動けないとの要請で出場したが…
救急車で行く方が早く診てもらえると思ったので救急車を呼びました。(歩行可能)
車で連れていけそうだけど、途中で何かあると怖いから救急車呼びました。(歩行可能)
ケース2
しんどいとの通報で出場したが…
最近徹夜続きで、このまま寝たら起きられなくなるかもしれなくて不安です。
ケース3
しんどいとの要請で出場したが…
救急隊が駆けつけると、カップラーメンを作れ、お茶を沸かしてくれと要望し、最終的に搬送辞退
etc…
救急車の適正な利用をよろしくお願いします。
消防本部からのお願い
火災や救急現場では、安全確保等のために一帯を規制したり、狭い道路に車両を停車し活動することがあります。
停車している緊急車両が赤色灯を点灯させている場合は、現場活動中です。
ご不便をおかけすることもございますが、みなさんの安心と安全を守るため、ご協力をお願いします。
更新日:2024年09月02日