子どもの予防接種について

更新日:2022年04月01日

定期予防接種について

 予防接種には、予防接種法に基づいて行われる「定期接種」と、予防接種法に基づかない「任意接種」の2つがあります。

 定期接種の場合、対象となる予防接種の種類や接種年齢、接種間隔が決められています。接種回数を多く接種した場合や、決められた接種間隔を待たずに接種すると、「定期接種」ではなく、「任意接種」(費用は自己負担)になります。その予防接種により万一健康被害を受けた場合の救済制度が違いますので、接種回数と接種間隔を十分に確認したうえで、予防接種を受けるようにしましょう。  

健康被害被害の救済制度について

定期接種と任意接種の違い
種類 定期接種 任意接種
内容 法律により定められている 定期接種以外の予防接種
接種に対する姿勢 努力義務(接種を受けるよう努めなくてはならない。) 接種者の希望による
接種費用 無料(公費負担) 有料(特別な措置がない限り全額自己負担)
健康被害時の対応 ・予防接種法に基づく健康被害救済制度・予防接種事故賠償補償保険による救済制度(彦根市が加入) ・医薬品副作用被害救済制度(独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく)
申請窓口 ・保護者が必要書類を市に提出し、市が手続きを行います。 ・保護者が必要書類の提出や手続きを医薬品医療機器総合機構に行います。

異なった種類のワクチンを接種する場合の間隔(令和2年10月改正)

子どもの定期の予防接種について

 予防接種は、病気に対する抵抗力をつけ、発病を予防するために大切なものです。母子健康手帳等で接種の記録を確認していただき、予防接種の説明書をよく読んで、接種を受けてください。  

彦根市で受けられる予防接種(PDFファイル:122.8KB)

 

ロタウイルスワクチン(令和2年10月から開始)

 ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも生ワクチン(弱毒化したウイルス)で、飲むワクチンです。医療機関で相談し、どちらかのワクチンを選んでください。2種類とも、効果や安全性に差はありませんが、接種回数が異なりますので、他のワクチンとのスケジュールなどを考慮して選択します。なお、途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。

多くのワクチンの接種が重なる期間ですので、医療機関と相談して、他のワクチン接種と合わせて同時に接種することも検討してください。

 なお、このワクチンは、ロタウイルス以外の原因による胃腸炎は予防できません

対象

初回は、生後6週から14週6日までに接種。

※生後15週0日以降の初回接種はおすすめしません。

B型肝炎

対象

1歳を迎える日の前日まで

接種回数と接種間隔

3回接種

  • 1回目:生後2か月以降
  • 2回目:1回目の接種から27日以上の間隔をおいて接種
  • 3回目:1回目の接種から139日(約20週)以上の間隔をあけて接種

注意事項

HBs抗原陽性の母親から生まれたお子さんで、母子感染予防のため抗HBsヒト免疫グロブリンの投与に併せて、B型肝炎ワクチンの接種している場合については対象外となります。

ヒブ感染症

対象

生後2か月から5歳を迎える前日まで

接種回数と接種間隔

接種開始月年齢で、接種回数が異なります。

小児の肺炎球菌感染症

対象

生後2か月から5歳を迎える前日まで

接種回数と接種間隔

接種開始月年齢で、接種回数が変わります。

四種混合(ジフテリア、破傷風、百日せき、ポリオ)、不活化ポリオ

対象

生後3か月から7歳6か月を迎える日の前日まで

接種回数と接種間隔

4回接種

  • 1期初回:20日以上の間隔で3回接種
  • 1期追加:1期初回の3回目接種日から6か月以上あけて1回接種(標準的な接種期間は1年から1年半後に接種)

BCG(結核)

対象

1歳を迎える日の前日まで

接種回数と接種間隔

1回接種

麻しん・風しん(MR)混合

対象

  • 1期:1歳から2歳を迎える日の前日まで
  • 2期:就学前1年間(保育園・幼稚園の年長に相当する期間)

接種回数と接種間隔

各1回接種

水痘(みずぼうそう)

対象

1歳から3歳を迎える日の前日まで

接種回数と接種間隔

2回接種

  • 2回目:1回目接種日から6か月から1年の間隔をおいて接種。

日本脳炎

対象

  • 1期:3歳から7歳6か月を迎える日の前日まで
  • 2期:9歳から13歳を迎える日の前日まで

接種回数と接種間隔

1期:3回接種

  • 6から28日までの間隔で2回接種。3回目は、2回目の接種日からおおむね1年の間隔をおいて接種。

2期:1回接種

注意事項

  • 海外渡航などの理由で早期に日本脳炎を接種したい場合は、事前申し出があれば生後6か月から接種可能です。
  • 平成17年の積極的勧奨差し控えの時期にあったお子さんは、特例対象者です。くわしくは、市ホームページ内「日本脳炎の特例対象者の予防接種について」をご覧ください。

NEW 令和4年度 日本脳炎ワクチンの供給の見通しについて

令和3年の春以降、日本脳炎ワクチンの供給が一時的に減少したため、第1期追加や第2期の接種の先送りをお願いしていました。現在は、ワクチンの供給が回復してきましたが、多くの方が一度に接種を希望された場合、供給がひっ迫する恐れがあります。

そのため今年度の日本脳炎第2期接種の個別通知については、令和3年度個別通知を見送った対象者を含む平成23年4月2日生から平成25年4月1日生のお子さんで未接種者に対し、日本脳炎をワクチンの供給状況を踏まえ、順次個別通知いたします。

※平成25年度生まれで順次9歳になられる方は、令和5年度の個別通知の予定です。

なお日本脳炎第2期の対象年齢は、9歳から13歳未満となっていますので、予診票が手元にない方についても接種は可能となります。その場合は実施医療機関に備え付けの予診票をご利用いただきますようお願いいたします。

二種混合(ジフテリア、破傷風)

対象

  • 11歳から13歳を迎える日の前日まで
  • 彦根市では、小学6年生に相当する期間で接種しています。

接種回数と接種間隔

1回接種

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)

対象

・定期接種

小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女性

 

・キャッチアップ接種(令和4年4月1日から令和7年3月31日までの期間で実施)

平成9年4月2日から平成18年4月1日生まれの女性

 

接種回数と接種間隔

3回接種

  • 接種間隔は、接種ワクチンによって異なります。

注意事項

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について、対象者に対して積極的に勧奨していくことになりました。また積極的勧奨差し控えにより接種機会を逃した方に対しても定期接種の特例として定期接種の対象年齢を超えて接種が可能となりました。

詳しくは、市ホームページ内「子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の定期予防接種について」をご覧ください。

彦根市実施医療機関

市外にかかりつけ医がおられる場合で、かかりつけ医が滋賀県広域化予防接種医療機関に登録されている場合は、そちらの医療機関でも接種を受けることができます。希望の場合は事前に申請が必要ですので、接種を受けるまでに健康推進課にお越しいただくか、問い合わせてください。              

健康状態などにより、予防接種センターでの予防接種を希望される場合、接種を受けるまでに健康推進課にご相談ください。  

保護者が同伴できない場合

予防接種には、原則、保護者(親権を行う人、後見人)の同伴が必要です。 ただし、保護者が特段の理由で同伴することができない場合、接種を受けるお子さんの健康状態を普段から熟知する親族等で適切な人が接種対象者に同伴することができます。

この場合、接種の際には、予診票に加え、同伴する人の同意をもって保護者の同意とすることがわかる委任状の提出が必要となります。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉保健部 健康推進課

電話:0749-24-0816
ファックス:0749-24-5870

メールフォームからお問合せする