消火器の訪問販売・点検にご注意ください

更新日:2019年08月30日

 消火器の不正な訪問販売・点検や、高額の請求による被害が多発しています。被害に遭わないよう、じゅうぶん注意しましょう。

手口編

たくさんの消火器を設置している事業所などを狙ってきます。

  • 支店などの出先が多い事業所、スーパー、学校、保育園、寺院などが特に狙われます。

出入りの点検業者を巧妙に装います。

  • 訪問前に電話をかけて信用させます。
  • 本社などから依頼を受けたように装います。
  • あたかも点検日であるかのように装い、「点検に来ました」などとサインを求めます。

内容を確認する時間も与えず、その場に居合わせた従業員に一見合法的な書類に署名、押印を求めます。

  • 点検の承諾をすると、素早く消火器を集め、点検を始めます。(点検に要する時間は短時間です。)
  • 点検が終了すると、高額な請求書を提示されます。

 ある地域で集中して訪問した後、別の地域に移動していきます。

対策編

窓口を一本化しましょう。

  • 点検業者が来たときはその場で即答せず、防火管理者など担当者に引き継ぎましょう。
  • 社員やアルバイトなど従業員全員に訪問点検の対応の仕方を周知しましょう。

点検を承諾する前に、すでに契約している業者か確認し、もし違っていたら慎重に対応しましょう。

  • 身分証明書(社員証や運転免許証など)の提示を求め、相手を確認しましょう。
  • 信用できない業者なら、点検をはっきり拒否しましょう。
  • 安易に契約書にサインをしないようにしましょう。 (複写書式は契約書と気付きにくいので注意が必要です。)
  • 不適正な点検や高額の請求をする業者が居直ったり、脅迫的な言動をしたときは、警察署や消防署に通報しましょう。

 事務室などの目につくところに、悪質な点検業者の対処法を掲示しましょう。

一般住宅では

消防職員を装い、言葉巧みに高額な値段で販売します。

  • 「消防署の方から来ました。古い消火器は交換しなければならない。」
  • 「法律が改正され、一般の家庭にも消火器を備える義務がある。」
  • 「消防署からの依頼で消火器の点検に来ました。」などと、言葉巧みに購入を迫ります。

 消防署では、火災予防のために一般のご家庭に消火器を設置していただくことをお勧めしていますが、一般のご家庭に消火器を設置する義務はないことから、消火器の販売はもちろんのこと、点検整備や斡旋は一切行っていません!

 また、型式承認の効力が失われた消火器を販売する、または販売しようとした事例が全国で発生していますのでご注意ください!

添付ファイル

あやしいと思ったら、すぐに消費生活相談窓口、消防署、警察署にご相談ください。

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 予防課

電話:0749-22-0332
ファックス:0749-22-9427

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