母語教室(ポルトガル語)
「母語教室(ポルトガル語)」とは...
ブラジルにルーツを持つ児童・生徒が、自分のルーツを大切にし、家庭でのコミュニケーションをとることができるようにポルトガル語の「母語教室」を実施しています。
ポルトガル語の母語教室は、平成26年度から実施しており、令和4年度からは講師を務めた国際交流員に代わりブラジル出身の講師を招いて実施しています。
目的
1. 母語を学習することで、子どものアイデンティティを確立する
言語は文化の一部であり、子どものアイデンティティ形成に深くかかわっています。母語の学習を通して、自分のルーツを知り、自分のルーツを前向きに捉えられるようにします。
2. 日本語習得が困難な保護者と、子どもがコミュニケーションをとる
幼少期に渡⽇した⼦どもや、⽇本で⽣まれ育った「2世、3世」は、⽇本語が⽇常的に使⽤する⽣活⾔語となってしまい、⺟語の習得の機会を失いがちです。⽇本語が第1⾔語となった児童と、⺟語しか話すことができない保護者との間でコミュニケーションが断絶するという問題が起きています。
3. 「居場所」づくり
同じルーツを持つ仲間とともに学習することで「居場所」となる場をつくります。
対象
ブラジルにルーツをもつ彦根市内在住の小学生1年生~中学生3年生
母語教室の様子
教室が始まると、先生や他の参加者とポルトガル語でコミュニケーションをとったり、アルファベットの練習プリントに一生懸命取り組んだり、頑張っています。
母語教室では、言葉だけでなく、ブラジルの文化についても紹介しています。
写真を見ながら、独立記念日や先住民について学びます。
子どもたちが楽しくポルトガル語やブラジルの文化を学べるように、絵本の読み聞かせをしたり、単語のカードを使って学習しています。
令和5年度
令和5年度の「母語教室」は、6月~12月に全12回実施しました。
実施日時:土曜日 10時から11時30分
全12回(6月10日, 6月24日, 7月8日, 7月22日, 8月5日, 9月2日, 9月30日, 10月14日, 10月28日, 11月11日, 11月25日,12月2日)
実施場所:彦根市役所中央町別館1階 国際交流サロン
彦根市人権政策課多文化共生係のFacebookでも、母語教室の様子を紹介しています。
ぜひ、ご覧ください。
更新日:2023年12月02日