「備え、助け、支え合う地域に向けて」 災害発生から福祉避難所運営までを想定した訓練について

更新日:2024年09月02日

HP番号: 23188

近年の大規模災害に備え、災害時に慌てず迅速に行動できるよう、自治会や福祉サービス事業所、社会福祉協議会や行政が一体となって訓練を行います。

関係機関が合同で訓練を行うことにより、災害時の連携を確認し、迅速、確実に対応できる防災力の向上、地域での平時からの意識向上や助け合いの力の向上を目的に、令和4年度から下記のとおり訓練を実施しています。また、市内17小学校区でそれぞれ実施した自治会がモデル地区となり、学区内に防災に係る訓練が広がっていくことを期待しています。

訓練を実施しました模様をお知らせします。

今後も訓練を続けていきますので、ご興味ある自治会、自主防災会等おられましたら、担当課にお申し付けください。

令和5年11月5日 賀田山町茂賀自治会

水消火器

訓練開始

賀田山町茂賀自治会、自主防災会と震度6強の地震が発生したと想定して訓練を実施しました。茂賀集会所に避難を終えた自治会役員を中心に、水消火器による初期消火訓練を実施しました。

水消火器による初期消火

水消火器訓練

普段から身近にある消火器ですが、実際に使用した経験がある人は少なく、講師による説明で正しい使用方法を学び、いざという時に戸惑うことなく使用できるように訓練しました。

訓練説明

茂賀集会所

茂賀集会所では、危機管理課による「避難情報と避難について」と社会福祉課による「福祉避難所について」を講習しました。避難の取組で必要な情報収集の方法や、避難のタイミング、避難所生活について改めて確認いただく機会となりました。

搬送法

搬送方法

搬送方法 毛布
竹を使った搬送

後半は、「重傷者や体調が急変した方への対応」を講習しました。大きな災害が発生した際は、救急車等が到着するまで大変時間がかかる可能性があります。そういった際に、けがをした人への対応等について体験していただき、地域で助け合えるように実施しました。

福祉避難所

信幸ケアサービスセンター

福祉避難所の開設、運営訓練を並行して行いました。賀田山町の福祉避難所として、「信幸ケアサービスセンター」さんに協力いただき、開設および運営に係る訓練を実施しました。訓練では長期化する災害を想定して、要配慮者の受け入れ、物資の受け入れ、応援要請等、市との連絡調整、災害対策本部との調整を行いました。

高齢福祉推進課

高齢福祉推進課

福祉避難所訓練

福祉避難所

高齢福祉推進課職員と信幸ケアサービスセンターさんに、福祉避難所を開設する時の連絡事項や確認事項について具体的なやりとりをしていただきました。訓練をすることで、事前準備が必要な事項や、様々な想定が必要であること等が確認することができました。

令和5年10月15日 地蔵町自治会

地蔵町訓練模様

地蔵町公会堂

地蔵町自治会、地蔵町自主防災会と震度6強の地震が発生したと想定して訓練を実施しました。

地蔵町公会堂への避難後、危機管理課による「避難情報と避難について」と社会福祉課による「福祉避難所について」を講習しました。避難の取組で必要な情報収集の方法や、避難のタイミングや避難所生活について改めて確認いただく機会となりました。

心肺蘇生

心肺蘇生

後半は、「重傷者や体調が急変した方への対応」を講習しました。公会堂に設置されているAEDは使用されたことはないものの、いざという時に誰もが使用できるように、一連の流れを体験していただき地域で助け合えるように実施しました。

車いす

車いす操作体験

身体障害者更生会から、車いすの使い方について講習をしていただきました。実際に車いすを使用し、砂利道を進む場合や、段差を超える場合など、様々な場面での車いす操作を体験していただきました。

車いす移送

要配慮者を福祉避難所へ移送

地蔵町の福祉避難所として、「仄香の郷地蔵」さんに協力いただき、福祉避難所の開設、運営に係る訓練を実施しました。訓練では一時避難所に避難された要配慮者を自治会で移送する訓練からスタートしました。普段何気なく通る道も車いすで移送することで安全な道の選択や段差など気にする点が多くありました。

福祉避難所では、長期化する災害を想定して、要配慮者の受け入れ、物資の受け入れ、応援要請等、市との連絡調整、災害対策本部との調整を行いました。

会場の写真

仄香の郷地蔵

訓練の様子

福祉避難所

令和5年10月14日 鳥居本学区自治連合会

鳥居本訓練

鳥居本小学校

鳥居本学区自治連合会と震度6強の地震が発生したと想定して訓練を実施しました。

鳥居本小学校への避難後、日本防災士会滋賀県支部湖東ブロックから「避難所の運営について」を講習していただきました。避難の取組で必要な情報収集の方法や、避難のタイミングや避難所生活について改めて確認いただく機会となりました。

後半は、高齢福祉推進課による「寝たきり高齢者をベッドから車いすに移乗させるまで」と、危機管理課による「災害用テント、段ボールベッドの作成」を講習しました。また鳥居本学区自治連合会防災危機管理部から「毛布を使った担架作り」を講習していただきました。避難所の設営から、支援が必要な方への対応、限られた物資の有効活用について、実際に体験していただきました。

訓練の様子の写真

寝たきり高齢者をベッドから車いすへ移乗

訓練の様子の写真

毛布での搬送

段ボールベッド

段ボールベッド作成

テント

災害用テント設営

鳥居本福祉避難

グループホームつぼみ

鳥居本学区の福祉避難所として、「グループホームつぼみ」さんに協力いただき、福祉避難所開設、運営に係る訓練を実施しました。鳥居本小学校に避難された方を車いすで移送し、受け入れていただくことから始まりました。小学校から施設までの距離は近いのですが、緩やかな上り道であり複数人での移送体制が望ましいことや、道が1本道であり途切れてしまった場合の対応など想定される事がいくつか見つかりました。

福祉避難所の訓練では長期化する災害を想定して、要配慮者の受け入れ、物資の受け入れ、応援要請等、市との連絡調整、災害対策本部との調整を行いました。

鳥居本福祉避難所

福祉避難所

鳥居本車いす

要配慮者を福祉避難所へ移送

令和5年9月17日 古沢町東山自治会

東山自治会

佐和山会館

東山自治会、東山自主防災会と大雨による土砂災害を想定して訓練を実施しました。

訓練は、市からの避難指示を受けて自治会に設置されている防災スピーカーで避難を周知することから始まりました。自治会内に防災スピーカーの避難指示が響き渡り、住民の皆様がそれぞれ最寄りの避難場所に集合し一斉避難が行われました。

避難したことを示す黄色の旗

避難を示す黄色の旗

避難1区

避難集合場所1

避難2区

避難集合場所2

避難3区

避難集合場所3

避難の様子

避難の様子

避難の際は、土砂災害を警戒し、山から離れたルート選択をされました。訓練参加者には、車いすの方や小さいお子様の姿もありました。

講習

講習の様子

佐和山会館への避難後、危機管理課による「避難所での生活や避難所運営について」と社会福祉課による「福祉避難所について」、「災害時避難行動要支援者制度について」を講習しました。生活したことのない避難所での生活について学ぶこととなりました。また、制度の説明では登録の推奨を行い、共助の必要性を確認いただく機会となりました。

講習の様子

講習の様子

後半は、社会福祉協議会による「聴覚障がいのある人(耳が聞こえにくい人)への関わり方について講習を行いました。訓練開始時は防災スピーカーを使用いただきましたが、耳が聞こえにくい人には伝わらない可能性もありますので、日常生活から緊急時の関わり方について講習いただきました。

松原町の特別養護老人ホーム「千松の郷」さんに協力いただき、福祉避難所の開設、運営訓練を並行して行いました。福祉避難所の訓練では長期化する災害を想定して、要配慮者の受け入れ、物資の受け入れ、応援要請等、市との連絡調整、災害対策本部との調整を行いました。

千松の郷

千松の郷

高齢福祉推進課

高齢福祉推進課

令和4年12月10日 大薮町自治会

大薮町会館

大薮町会館

大薮町自治会、大薮町自主防災会と震度6強の地震が発生したと想定して訓練を実施しました。大薮町会館に避難する方々は、ヘルメットの着用、自主防災会や見守り隊のビブスを着用して避難されました。避難後、災害時資機材の確認、点検を行いました。

車いす

車いすを持ち上げて移動

身体障害者更生会から車いすの使い方、押し方等講習をしていただき、講習後車いすを使った実践をしていただきました。車いすの押し方にも様々あり、段差等を車いすのまま持ち上げて超える体験をしていただきました。

寝たきりの高齢者の移送

寝たきりの高齢者を移送

寝たきりの高齢者をベットから車いすに移乗させるまでの動きを講習しました。また大薮町会館には担架も備えてあり、担架を使った移送方法も講習しました。

心のケア講習

長期化する避難所生活において、心の変化や、被災者の感じるストレスについて、どのようなケアが必要か日本赤十字社より講師の方にお越しいただき、講習をしていただきました。

福祉避難所の開設訓練を並行して行いました。大薮町の福祉避難所として、「ニチイケアセンター大藪」さんに協力いただき、開設および運営に係る訓練を実施しました。訓練では長期化する災害を想定して、要配慮者の受け入れ、物資の受け入れ、応援要請等、市との連絡調整、災害対策本部との調整を行いました。

災害対策本部

災害対策本部

ニチイケアセンター大藪

ニチイケアセンター大藪

令和4年10月1日 芹橋二丁目自治会

独自の取組

避難の目印

芹橋二丁目自治会、自主防災会と震度6強の地震が発生したと想定して訓練を実施しました。芹橋二丁目では、大規模災害が発生し避難する際に、避難したことが支援者や防災会の連絡員に分かるように玄関にタオルを掛けて避難されるという独自の取組をされていました。

訓練の模様

防災会の挨拶

会場を一次避難所と想定して自治会員の方が避難し集まり、講習会がスタートしました。

訓練の模様

要配慮者のベットからの起こし方

辻番所(芹橋二丁目)と近くの広場を使用し、消防職員から止血法、AEDの使い方といった救命訓練講習を行い、高齢福祉推進課職員から高齢者の移送方法について、身体障害者更生会より車いすの使い方について、社会福祉協議会から視覚に障害のある方への支援について等講習会を実施しました。

福祉避難所の開設訓練を並行して行いました。芹橋二丁目の福祉避難所として、「ぶどうの家芹橋」さんに協力いただき、開設および運営に係る訓練を実施しました。訓練では長期化する災害を想定して、要配慮者の受け入れ、物資の受け入れ、応援要請等、市との連絡調整、災害対策本部との調整を行いました。

災害対策本部

災害対策本部

ぶどうの家 芹橋

福祉避難所

災害を想定して、要配慮者が一時避難所へ避難し、車いすで福祉避難所へ移動して受け入れを行いました。また、限られたスペースで休まる場所を確保する事を想定して段ボールベットの作成も行いました。

車いすで移送

車いす移送

段ボールベットの作成

段ボールベットの作成

この記事に関するお問い合わせ先

福祉保健部 社会福祉課 社会係

電話:0749-23-9590
ファックス:0749-26-1768

メールフォームからお問合せする