市民文芸作品入選集
随筆・評論
角 省三  中島 伸男  山口 育子 :選
 

特選
平田町   平塚 かおる
京町三丁目   西沢 三郎
中央町   近藤 正彦
 
入選
日夏町   赤木 章嗣
開出今町   掛田 洋子
日夏町   小林 勝一
後三条町   三宅 春代
中藪一丁目   中村 速男
西今町   松浦 繁代
 
佳作
犬上郡
多賀町
  木村 泰崇
東近江市
佐野町
  松本 ちずる
高宮町   細田 綾子
芹川町   木村 弘和


<総評>

 作者の「顔」に出会いたい。何を、どのように訴えようとしているのかという、メッセージに接したい。「説明」とはちがう「何か」がほしい。そんな思いを抱きながら、力作二十一編を読ませて頂いた。
 作品を創り上げるには、「あれも、これも」という雑念を削り取る作業が欠かせない。その作業の過程で無駄のない構成が生まれ、字句や用語の誤りを正すことができる。これらの手間が簡略化されていると、どうしても作品としての完成度は低くなる。誤字、脱字はもちろん、改行や句読点の打ち方にも細かなチェックが必要である。
 つねに、「現代」とのつながりを忘れないでいたい。規定は「原稿用紙五枚以内」である。思いはいっぱいあるはずだ。五枚が使い切れていないと、つい物足りないという印象が生じてしまう。

(中島 伸男)

 
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