市民文芸作品入選集
随筆・評論
角 省三 中島 伸男 山口 育子 :選
 

特選
犬上郡
多賀町
  木村 泰崇
東近江市   松本 ちずる
平田町   平塚 かおる
 
入選
日夏町   小林 勝一
犬上郡
甲良町
  上野 初子
大藪町   外村 輝夫
地蔵町   小宮 俊昭
日夏町   赤木 章嗣
平田町   三宅 友三郎
 
佳作
中央町   近藤 正彦
大藪町   岩倉 喜代子
佐和山町   松本 澄子
大藪町   雨森 昭夫


<総評>

 今年の応募数は二十八編で、昨年より七編増えた。応募作品の内容は、全体の傾向として、家族と自分との関わり、地域社会と自分との関わり、自分自身の生き方など綴ったものが多かった。世相を反映した現代的な課題を取り上げたものも見られた。
 中には、とても良い題材であるが短編小説風にまとめられていて、惜しまれる作品もあった。随筆として推敲を重ねれば、良い作品になると思う。
 また、応募作品の中には、題名が疎かにされているものが多々見受けられた。題名は内容の核であり、書く人にとっては題名が創造力を働かせるものであるし、読む人にとっては題名が想像力を膨らませるものであるから、丁寧に吟味して付けたい。的確で相応しい題名を付けることによって、テーマが絞られ、筆者の思い入れも冷静に深まっていく。題名を熟考して欲しい。次回の応募作品に期待する。

(山口 育子)

 
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