【第9回】平和と安定のために・・・すごいぞ家康!

更新日:2025年09月05日

HP番号: 28240
彦根城は知れば知るほど面白い。未来に残そうみんなのお城

平和と安定のために・・・すごいぞ家康!

彦根にはかつて67の城や館が存在した

戦国時代、大名の有力な家臣は各地域に自らの城を持ち、独自にその地域を支配していました(例えば彦根市内には最大で67の城や館が存在しました)。

しかし、これでは地域の支配は複雑なものとなり、統一した政治方針が浸透しません。

彦根の城や館の位置を示した地図とカルガモさんイラスト「彦根にそんなにたくさんおしろがあったなんて知らなかったカモ」

平和のために一国一城令を出した家康

大坂夏の陣(1615)に勝利した徳川家康は、やっと訪れた平和を長く続けるため、地域支配の方法を大きく変えました。

有力な家臣に城を廃棄させ、大名の城に集まって暮らすように指示を出しました(一国一城令)。

城が大名の城一つになったことで、家臣が力を蓄えて反乱することができなくなりました。

また、政治も大名の城だけで決定するようになり、政治方針を徹底しやすくなりました

ハクチョウ隊長イラスト「この改革は織田信長や豊臣秀吉も完全には成し遂げることができなかった偉業なんだ。」キンクロハジロ君イラスト「家康による改革でしがらみのない政治が実現し、約250年間の平和が実現したんだ。」

 

(広報ひこね2023年7月号掲載)

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