【第25回】お城に重臣が暮らすようになった理由

お城に重臣が暮らすようになった理由
戦国時代には、大名だけでなくその土地の有力者もお城を持っていて、自分の領地を独自に支配していました。当時の人々にとっては、その両方から支配されるという複雑な社会になっていました。
この解決のため、土地の有力者を領地から離して、大名と一緒にお城で暮らすようにしました。地域の「しがらみ」を無くしたのです。
彦根城で言うと中堀より内側、世界遺産にしようとしている範囲がそのことを私たちに教えてくれます。

- 農民1「あっ、ワシの田んぼが!」
 農民2「フフフ、こりゃええわ。」
- 農民1「訴えてやる!」
 (戦国時代の場合)
 大名「一番偉いワシに相談してね。」
 有力者「いやいや、ワシの土地の問題や!」
 (相談する所もある)
 農民1「??どこに相談したらええんや?困るわ~。」
- (江戸時代の場合)
 大名「ほな、交代で水をいれなされ。」
 農民1「はいっ!なんか、話早いわ~。」
 農民2「ちっ。」
- 大名「今後の対策を考えよう!」
 家臣たち「では、話し合いますか!」
(広報ひこね2025年5月号掲載)




更新日:2025年09月05日