あなたらしくが、みんなの暮らしをかえていく~みんなで進める男女共同参画~(2026年11月号掲載)

更新日:2026年11月01日

HP番号: 31043
ウィーとズーのイラスト「男らしく?女らしく?」協力?慣習?役割?

彦根市男女共同参画センターキャラクター「ウィー」&「ズー」

「家事・育児は女性、仕事は男性」といった固定観念を、私たちは無意識に抱いていないでしょうか。こうした何気ない「当たり前」が、知らないうちに誰かの選択肢を狭めたり、男女の格差につながったりすることがあります。 男女共同参画とは、性別にかかわらず、誰もが自分らしく生きられる社会を築くこと。この特集では、彦根市の取組や、実際に活動する人たちの思いを紹介します。

こんなモヤモヤ、日常生活の中にありませんか?

四コマ1友達「大丈夫?何か悩んでる?」ズー「うん。弱音を吐いちゃいけない気がして」2ウィー「私は、この企画に挑戦したいです」上司「すごいね、でも、そんなに無理しなくても・・」3ズー「男なんだからもっと強くって言われることがあるんだ・・」ウィー「私は、女だからもう少し控えめにって言われることがある・・」4ウィー&ズー「男らしく、女らしくより一人ひとりの気持ちを大切にできたらいいよね」

他にも・・・

日常のもやもや例 女性:休日なのに私だけ家事・・・「言ってくれたら手伝うよ!」、「また会長をお願いします」年配の男性:A子さんが適任だと思うんだけどな・・・、若い男性:育休を・・・「大黒柱なのに大丈夫?」、若い女性:この件は再検討すべきでは?「まあまあ、落ち着いて」
考えるウィーのイラスト

 

 

この悩み、実は社会全体にあるジェンダーギャップ(男女間格差)が背景にあるのかも。

彦根市の現状は?

家庭生活で「男女平等」と感じる人・・・27.2%(※1)

女性役員が含まれる自治会の割合・・・11.7%(※2)

平均給与収入の男女差・・・男性を100とした場合、女性が55.9(※1)

事業所の管理監督職における女性の割合・・・14.6%(※2)

出典:※1 令和元年度(2019年度)実施「男女共同参画 社会づくりのための市民・企業意識調査」   ※2 ひこねかがやきプラン3.事業実績(R7)および 事業計画(R8)報告

悩むズーのイラスト

 

 

データで見ると、想像以上に格差があるね。

ギャップを埋めて、みんなが暮らしやすいまちにするには、どうしたら良いのだろう?

知って使って寄り添うサポート

彦根市では、男女共同参画に関するさまざまな取組を行っています。

電話しているウィーのイラスト

 

 

こういった取組を利用して、一歩を踏み出そう!

相談

  • 臨床心理士による「こころの悩み相談」
    性別を問わず、心の悩みや不安、家族や職場の人間関係などについて、専門的な立場から相談に応じます。
  • 総合相談
    性別を問わず、自分らしく生きるうえでのさまざまな相談にセンター職員が対応します。面談・電話いずれも予約不要。

 

  • 女性のための「チャレンジ相談」
    中小企業庁滋賀県よろず支援拠点と協働し、起業や経営を考える女性を対象に、起業計画や集客、事業拡大などを専門相談員がアドバイスします。
西山さん顔写真

滋賀県よろず支援拠点コーディネーター

西山さん

 

 

あなたの「やってみたい」を一緒にカタチにしていきましょう!お気軽にご相談ください。

学ぶ

市内の公民館などでさまざまな講座を開いています。

パソコンを前にOKサインをしている女性のイラスト、料理をする男性のイラスト

今年度11月以降に予定している講座

  • 女性キャリアアップ支援セミナー
    11月7日(土曜日)、西地区公民館
  • 暴力防止啓発講座
    11月21日(土曜日)、南地区公民館
  • 男の料理教室(幼児食づくり)
    2027年1月30日(土曜日)、鳥居本地区公民館
  • 男の美容講座
    2027年2月6日(土曜日)、稲枝地区公民館

補助金・表彰

募集中!

  • 男女共同参画推進事業補助金
    男女共同参画社会の実現に向けて、市内で自主的に取り組む団体の活動を支援します。
  • 男女共同参画推進事業者団体表彰
    男女共同参画社会の実現に向けて、積極的に取り組む事業者・団体を表彰します。

その他

  • 女性人材バンク
    登録すると、市の各種審議会・委員会などの委員候補となります。ぜひ、知識・経験を活かしてみませんか。
  • ひこねスマイルプロジェクト
    経済的な理由などで生理用品の購入が難しい女性に、無償で配布します。

ご利用ください!さんかくミニ講座

事業所や団体(PTA、老人クラブ、サークルなど)・自治会を対象に、男女共同参画地域推進員が出前講座を行います。

学生たちが推進員を交えてグループディスカッションをしている様子

▲滋賀大学の授業の一環として、啓発の機会をいただきました!

男女共同参画地域推進員とは?

市民公募によって選ばれた皆さんです。 地域の身近な課題や暮らしの中の気づきを大切にしながら、市内の事業所や自治会などで出前講座や啓発活動を行っています。

男女共同参画地域推進員さんたちの集合写真

男女共同参画地域推進員の皆さん

 

家事や育児、仕事、地域での役割など、男女共同参画は身近な暮らしに関わるテーマです。クイズやカードゲーム、対話などを通して、皆さんと一緒に考え、気づきを共有しながら私たちも学んでいます。

インタビュー

性別にとらわれず、「できる時に、できる人が」 工夫でつながる地域へ

自治会役員として活躍中!

竹井さん写真

稲枝町東自治会 福祉部長
稲枝地区社会福祉協議会福祉部長会 会長 竹井さん

約15年前、縁のないこの土地に引っ越してきました。夫の単身赴任もあった中、地域の方々に温かく支えられて子育てができました。自治会の役員を引き受けたのは、地域の皆さんへの恩返しの気持ちからです。 仕事や子どもの用事などもあり、すべての活動に参加できているわけではありませんが、周りの役員さんも理解して支えてくださるのがありがたいです。活動として健康サロンやランチ会がありますが、そこで出た「椅子に座れる高い机がほしい」という声が役員会に届いてすぐに実現されたとき、拾われにくい女性の声も集まる場があることで地域につながる窓口となるのだなと感じました。

自治会活動には、役員を受ける個人と受け入れる自治会の双方の工夫が必要です。

竹井さんと参加者が体操をしている様子

▲月に2回、地域の女性が集まって体操したり、おしゃべりしたり。 役員就任前から、体操のボランティアをされています。

受ける側も時間をやりくりする努力は必要ですが、自治会側も、役員会の時間を集まりやすい時間帯にしたり、LINE連絡の活用、家族の代理出席を歓迎するなど、老若男女問わず誰もが参加しやすい環境を作ることが大切です。 「男だから・女だから」にとらわれず、「女性を活躍させる」のでもなく、地域の一員として、みんながお互いの事情を考慮しながらできることをやり、自分らしく力を発揮する。支えあって「ここで暮らしていて良かった」と思える地域にする。それが本来の男女共同参画なのではないかと私は思います。

稲枝地区の取組

稲枝地区では、稲枝地区社会福祉協議会が2021年度に策定し推進している「稲枝地区第2次住民福祉活動計画」のなかに、「男女が共に活躍できる地域や家庭にしよう」という項目を盛り込み実践されています。自治会活動における選挙制度の改定や、慣習や制度の見直しを推進し、多様な視点を取り入れた持続可能な地域の運営に取り組んでおられます。

「妻を手伝う」ではなく「ふたりで一緒にやる」そのために職場や周囲の理解を

2回の育児休業を取得!

上田さん写真

国立印刷局彦根工場 生産管理部 上田さん

我が家は夫婦ともフルタイム勤務ですが、双方の実家が遠く頼れる人がいないため、1人目は1か月、2人目は3か月の育休を取得しました。2回目の時には職場で取得推進のムードが高まっており、上司の声かけや先輩方の「遠慮せず取得していいんだよ」という後押しが心強かったです。

家庭では「サポート」意識はなく、結婚前から「二人でやるのが当たり前」と話し合っていました。家事は一通りできますし、今は、帰宅後、妻と子どもが保育園のお迎えから帰るまでに夕飯の支度をするのが日課です。協力しながら夜9時までに子どもの寝かしつけと家事を終え、お互いのひとり時間も確保しています。妻はゲームのスプラトゥーンにハマっているし、僕はYouTubeをみたり筋トレをしたりしています(笑) 

芝生の上にいる上田さんと二人の小さなお子さん

▲お子さんは、現在、2歳ともうすぐ4歳。慌ただしい毎日ですが、親子の触れ合いも大切にされています。

育休の最大の目的は「妻のケア」だと思います。職場に代わりはいても、出産後の妻に一番近くで寄り添えるのは、夫しかいません。夫婦がお互いに、相手の仕事にリスペクトを持ち、気持ちを理解し、共に大変な時期を乗り越えることが、その後の家族生活のために大切だと考えています。そのためには、男性がためらわず育休を取れる職場の空気や周囲の理解があってこそなので、職種による難しさはあっても、そういった取組が社会全体に根付いていくことが必要だと思います。

国立印刷局彦根工場の取組

独立行政法人 国立印刷局彦根工場は、研修などのキャリア支援や安全に働ける環境整備に加え、仕事と育児・介護の両立支援制度の推進、ハラスメント防止を徹底しています。女性100%・男性79%の育休取得率と復職率100%を維持し、男女ともに長く働ける職場を実現した点が評価され、令和7年度彦根市男女共同参画推進事業者として表彰されました。

社会の仕組みも、個人の意識も

家庭・地域・職場にある、いつの間にか身についた「習慣」や「決めつけ」を、少しだけ見つめ直してみませんか。

アンコンシャス・バイアスとは?

性別だけでなく、年齢や国籍、立場などを理由に、「こうだ」「こうあるべき」と決めつけてしまう無意識の思い込みや偏見のことです。
これまでの経験や、見聞きしたことなどから自然に生まれ、誰にでもあるものです。大切なのは、思い込みそのものをなくすことではなく、「自分にも思い込みがあるかもしれない」と気づくこと。
自分の中の「こうあるべき」に、まずは一度立ち止まって目を向けてみましょう。

家庭:家事育児介護の負担が一人に集中から家族で分担しともにくらしを楽しむ。地域:男性中心の運営で地域の声が届きにくいから多様な人が参加し支えあって地域課題を解決。職場:性別による役割分担や長時間労働が前提から誰もが柔軟に働きキャリアを描けるへ

一歩を踏み出し、取り組みを始めてみましょう!

家庭で

  • 家族みんなで家事や育児、介護の役割を話し合う
  • 学校や園からの連絡を、母親・父親の両方が把握する
  • 「見えない家事」を書き出してみる
  • 子どもの進路や遊びを   「男の子だから・女の子だから」で決めつけない

職場で

  • 誰もが意見を言いやすく、経験や能力を発揮できる雰囲気をつくる
  • 「冗談だから大丈夫」を一度立ち止まって考える
  • 育休経験者の体験談を共有する
  • 不在時を想定し、普段から業務の引継ぎや情報共有を進める

地域で

  • 地域活動の役割を「男性だから」「女性だから」で決めない
  • どの世代も参加しやすいように、会議の時間帯や開催方法    を見直す
  • 企画・運営や役員を、特定の性別に偏らせない
  • 防災訓練や避難所運営に、 性別にかかわらず参加する
ハートを抱いたウィーとズーのイラスト

information

掲示板と本棚が設置してある男女共同参画コーナーの様子
  • 市役所本庁舎6階の展望スペースに、男女共同参画について気軽に学べる「男女共同参画コーナー」を設置しています。図書コーナー、親子で楽しめる絵本コーナーもあります。ぜひお立ち寄りください!
  • 今年度も男女共同参画フォーラムを開催します。
    日時:2027年3月13日(土曜日)13時00分~(予定)
    場所:ひこね市文化プラザ メッセホール
    詳細は、今後ホームページや広報ひこねでお知らせします。
虹を滑るウィーとズーのイラスト
  • 11月は「仕事と生活の調和推進月間」「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。期間中、左の「男女共同参画コーナー」でパネル展を行います。また、11月12日(木曜日)には彦根駅西口で「女性に対する暴力をなくす運動」の街頭啓発を実施します。
    問い合わせ:
    こども若者支援課 電話 49-2251(女性に対する暴力をなくす運動)  
    女性活躍推進室・男女共同参画センター 電話 30-6105(仕事と生活の調和推進月間)

この記事に関するお問い合わせ先

企画振興部 男女共同参画センター

電話:0749-30-6105
ファックス:0749-22-1398

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