公共施設の見直しサイト
彦根市の財政状況について
本市の財務状況を整理したサイトです。

彦根市の財政状況を、わかりやすく家計に例えています。多少の齟齬(そご)はご容赦ください。
「年間支出」のうち、特に大事な部分は、「家の増改築」と「預貯金」です。
「家の増改築」は、市が発展するための投資に相当します。これが全体の5%以下まで下がっています。
「預貯金」は、家の大規模修理や建替えや子どもの大学進学の経費などの将来にまとまって必要なお金です。
これらがほぼありません。やりくりの緊急事態です。
例えば、大きな災害があったら、貯金なしにどう生活を再建しますか。
さらに、将来を見てみましょう。
今の子どもの出生数、ご存じですか?
令和7年時点で、彦根市の出生数は、年間680人程度です。
10年前は1,000人以上でした。
こうした状況を鑑みますと、今ある市民サービスや公共施設をすべて維持することはできません。彦根市役所だけでできることは限られます。
次の10年、次の世代へ、このまちをバトンタッチするために、このまちの将来を考えていくことが必要です。
彦根市公共施設等総合管理計画について
本市の公共施設の管理運営および今後の見通しの軸となる「彦根市公共施設等総合管理計画」は、国の指針に基づき、おおむね10年の間隔で計画を策定し、計画的に公共施設等の指針やあり方を定めています。
公共施設の見直し状況
これまでの市民対話集会などを通じて方向性が定まった施設や、その途中の施設について、整理したリストと状況をお示しします。
主に、「見直しのために意見を求めている施設」、「方向性が決まった施設」、「見直しがされた施設」の3区分に分けています。
本市の公共施設は、施設数も総面積も、これまで一度も減ることはありませんでした。統計のある昭和34年から今もです。
彦根市には、大小あわせて200個ほどの施設数があります。ほかにも、インフラとして道路や橋もあります。
これまで施設やインフラに「長寿命化」という、施設の寿命を伸ばす工事を続けてきました。これをすると、本市では、経費が年間24億円は安くなる試算があるからです。
それでも、当面35年間は年間56億円を超えるお金が必要な試算があります。
それを維持できる見通しが、今は持てません。
(今は、ということです。)
施設も、当時に建てられた目的や必要性、増え続けた施設における配置バランスや代替性、現在の老朽化度とこれからの維持管理費、そうした検証を経て、施設の適正化を進めざるをえません。
もちろん、施設をよく利用された方々からすれば生活に直結する話で、不便になるのは避けたいという想いもあろうかと思います。
それでも、市民の皆様がそれぞれ、次の10年、次の世代へ、このまちをバトンタッチするために、このまちの将来を考えていくことが必要です。
見直しのために意見を求めている施設
男女共同参画センター(平田町)
このたび、本市の厳しい財政状況により、誠に遺憾ですが、彦根市男女共同参画センター「ウィズ」は今年度末(令和8年3月31日)をもっての閉館を検討しているところです。
閉館についての意見公募(パブリックコメント)を令和7年9月に実施しています。
ご意見等ございましたら、ぜひお寄せください。
8月26日プレスリリース:「彦根市男女共同参画センターの設置および管理に関する条例」の廃止(案)に係る意見公募の実施
意見公募期間
令和7年9月1日(月曜日) ~ 令和7年9月30日(火曜日)
荒神山自然の家(日夏町)
令和7年(2025年)9月定例会
議案第 72 号 彦根市荒神山自然の家の設置および管理に関する条例を廃止する条例案
なお、当該議案は、議案目録の18ページになります。
東山児童館および市民交流センター(里根町)
長年にわたり地域で親しまれてきた東山児童館について、施設の老朽化や利用者減少、本市の厳しい財政状況などを踏まえ、児童館としての機能を廃止することを検討しています。あわせて、同児童館内で実施している地域子育て支援センター「チャチャチャひろば」については、市内北部で、冷暖房など設備の整った、より安全で快適な環境への移転・継続に向けて、調整を進めています。
令和7年9月現在、市民説明会などでいただいたご意見を踏まえて検討を進めており、より幅広い声をお聞きするため、「彦根市立児童館条例」の廃止および地域子育て支援センターの移転、児童館機能廃止後の施設活用についてご意見を募集します。
意見公募期間
令和7年9月1日(月曜日) ~ 令和7年9月30日(火曜日)
「彦根市立児童館条例」の廃止(案)について市民の皆さんからのご意見を募集します
市民交流センターについては、東山児童館の廃止(案)とあわせて、あり方に関する意見を求めているところです。
(現在、パブリックコメントなどは行っておりません。)
方向性が決まった施設
稲枝東幼稚園(稲部町)
運営における今後の見通しについて
稲枝東幼稚園については、令和7年度申込の3歳児が10人に満たない場合は令和8年度からの新規(3歳児)募集は行わず、令和9年度末(令和10年3月31日)をもって閉園します。
原則、在籍児童がいる中での閉園は行いませんのでご安心ください。
また、令和8年度以降において他の保育所・こども園等への転園を希望される方については、可能な限りご希望に応じられるように利用調整させていただきます。
(現在、パブリックコメントなどは行っておりません。)
見直しがされた施設
ふれあいの館(八坂町)
ふれあいの館(児童館)- 閉館へ
平成7年の開館以来、長年にわたり皆様に親しまれてきた「ふれあいの館」は、令和7年3月31日をもって閉館いたしました。
ご利用の皆様には、閉館に伴い大変ご不便をおかけすることになりますが、今後は、子どもセンターやまんまるひろばをはじめ、周辺公共施設や地域子育て支援センターをご利用いただきますようお願い申し上げます。
よくわかるシリーズ(公共施設編)
ここでは、「よくわかるシリーズ」として、公共施設に関する様々な情報を集約し、市民の皆様に代わりやすい情報発信を行います。
よくわかる「公共施設の見直し」

本市では、次の世代にツケを残さない持続的な市政運営を行うため、庁内横断型の会議体を設置し、聖域を設けず、公共施設の見直しを行い、市民の皆様との対話を進めております。
この公共施設の見直しに関する本市の流れは以下のとおりです。
- 聖域なく、すべての市内公共施設について見直しを検討します。
- 順次、市長を中心とした庁内横断的な会議体「彦根市公共施設等マネジメント戦略本部」において、月1回程度の頻度で本部会議を開催します。
- 彦根市公共施設等マネジメント戦略本部会議では、以下の内容をもとに、施設のあり方を総合的に判断します。
- 施設の老朽化度合い、今後の修繕経費
- 施設の設置目的、役割
- 施設の配置バランス、代替性(民間サービスを含む)
- 総量の適正化
- 施設のあり方の方向性が一定固まった時点で、市の考え方を市民の皆様や関係団体等に説明し、意見を求めます。

よくみえる「公共施設のコストと利用状況」
本市の「公共施設等の施設カルテ」の一覧です。
現在、編集中です。
施設情報の詳細は、個別施設計画でご確認ください。
よくつかう「公共施設の予約システム」
本市の「公共施設予約システム」の説明サイトです。
公共施設予約システムで公共施設の予約や、予約状況の確認ができます
よくまなぶ「公共施設の一生(始まりから終わりまで)」
他自治体の事例で、公共施設を取り巻く状況や施設の維持管理、見直しの要点が良く分かるサイトを紹介します。
公共施設等の総合的適正管理の更なる推進について/総務省自治財政局財務調査課(別ウインドウで開く)
「ぷらラボニュース 公共施設等のどうする?どうなる?」/いわき市(別ウインドウで開く)
よくいかす「公共施設の民間アイデア募集」
本市の民間活用方針(PPP/PFI優先規程)です。

彦根市PPPPFI導入基本方針(概要版) (PDFファイル: 142.5KB)
彦根市PPPPFI導入基本方針 (PDFファイル: 1.4MB)
公共施設の官民連携の概要が良く分かるサイトを紹介します。
更新日:2025年09月17日