【第8回】江戸時代 彦根城ではどんな政治をしていたの?

更新日:2025年09月05日

HP番号: 28235
彦根城は知れば知るほど面白い。未来に残そうみんなのお城

江戸時代 彦根城ではどんな政治をしていたの?

お城は「戦い」の場所?

殿様のイラスト「わしが決めるぞ」

戦国時代までのお城は「戦いの場」であり、その時代の政治は、殿様個人の判断で決定されていました。

よって、その政治の良し悪しは、殿様の能力に左右されました。

キンクロハジロ君イラスト「お城いうたらやっぱり戦いのイメージあるわ」カルガモさんイラスト「戦国時代までは殿様によるワンマン経営だったのね」ハクチョウ隊長「織田信長なんかはこの代表例だね」

「平和のための政治決定の場所」へ

平和が訪れてからのお城の役割は、軍事基地という役割に加えて、政治を決定する役所としての役割を持つようになり、やがてこちらの役割が中心になっていきます。

江戸時代からの政治は、家老たちの話し合いの結果を、殿様が決裁する方法に変わりました。

社長(殿様)の独断によるワンマン経営をさせないための 企業の取締役会や執行役員会と同じ仕組みで、やっと平和になった世の中が、だれが殿様になっても変わることがないようにした当時の日本の大発明です。

当時の政治の決定方法を示した図 みんなの意見を取り入れて平和に!

 

(広報ひこね2023年6月号掲載)

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