彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区が国の重要伝統的建造物群保存地区について

更新日:2019年08月30日

重要伝統的建造物群保存地区の選定について

 平成28年7月25日、彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

 河原町・芹町地区の町並が、江戸時代前期に河川を付け替えて形成された城下町の特徴ある地割りをよく伝えるとともに、街路に沿って江戸時代から昭和戦前期にかけて建てられた町家等を良く残し、商家町としての歴史的風致を良く示すことが評価されたものです。

 全国で112件目(滋賀県内では4件目)、彦根市としては初の選定です。

1.地区の概要

 彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区は、彦根城の城下町の南東隅に形成されたかつての町人地です。城下町と中山道、さらには東方の農村部および山間部を結ぶ芹川の往来に沿った町並みで、北から江戸時代の川原町、袋町、安清町、善利新町にあたります。

 彦根の城下町は、元和期(1615年から1624年)に三重の堀を巡らす城下町の骨格が定まり、寛永期(1624年から1644年)にかけて城下町も整備されますが、川原町は元和4年(1618年)以前、南端の善利新町も寛永18年(1641年)には成立したとされます。

 保存地区は、ゆるやかにS字を描く幅二間(約3.6メートル)程度の往来に沿った約780メートルの範囲です。短冊形に割られた敷地が並び、芹川の流路を付け替えて城下町を整備した名残をよく残しています。

 この往来に沿って、切妻造・瓦葺・2階建ての伝統的な町屋が建ち並んでいます。2階をつし2階として虫籠窓(むしこまど)を備えるものが多く、袖うだつを設けているものもあります。片側を土間とし、部屋を1列もしくは2列に並べる間取りが大半で、2列の場合には土間側の1列を幅一間(約1.8メートル)とするのが特徴です。

 また、敷地に合わせて不整形に建てる町家や、近代以降も商業地として栄えた様相を伝える銀行等の近代建築、表構えを洋風に改造した町家等もあり、町並みに変化を与えています。

町並み(つし2階)の写真

【芹町(旧善利新町)の町並み】
つし二階の伝統的な町家が連なる

町並み(伝統町家)の写真

【保存地区の伝統的な町家】
虫籠窓や袖うだつを持つ古い形式の町家

伝統町家内部の写真

【保存地区の伝統的な町家】
1間幅の土間が特徴的な町家

位置図イラスト

彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区の位置

彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区の位置図(PDF版)

範囲図イラスト

彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区の範囲

2.重要伝統的建造物群保存地区とは

 重要伝統的建造物群保存地区とは、伝統的建造物群およびこれと一体をなしてその価値を形成している環境を保存するため、市町村が都市計画法に基づき指定した保存地区のうち、我が国にとってその価値が特に高いものを文部科学大臣が選定する制度です。

 重要伝統的建造物群保存地区に選定されると、地区内の建築物その他の工作物について、新築、増築、改築(修繕、模様替え、その他外観を変更するものを含む)を行う際に一定の制限がかかる一方で、その風致・町並に適した工事等については、国の補助を受けることができます。

【参考URL】

3.彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区保存計画について

 彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区を市民共有の財産として適切に保存することを目的に、彦根市教育委員会は平成28年4月に彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区保存計画を告示しました。

彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区保存計画

4.保存地区内の文化財建造物について

保存地区内の文化財建造物一覧
種別 登録年月日 文化財名称 員数 年代 所有者
国登録有形文化財 平成23年10月28日 高崎家住宅主屋(旧川原町郵便局舎) 1棟 昭和9年 個人
国登録有形文化財 平成23年10月28日 宇水理髪館店舗 1棟 昭和11年 個人
国登録有形文化財 平成23年10月28日 滋賀中央信用金庫銀座支店店舗 1棟 大正7年 個人
国登録有形文化財 平成25年6月21日 旧石橋家住宅 11棟 明治期 彦根市
国登録有形文化財 平成25年6月21日 森家住宅主屋 1棟 江戸期 個人

5.アクセス

電車

 JR彦根駅・近江鉄道彦根駅から 徒歩15分程度

電車およびバス利用

 JR彦根駅・近江鉄道彦根駅から銀座バス停下車後 徒歩3分程度

自家用車利用

 保存地区周辺には見学者用駐車場はございません。

 また民間のコインパーキングなども数に限りがございます。

 公共交通機関をご利用いただくか、彦根城周辺の観光駐車場をご利用ください。

 保存地区は、現住の民家および商店により成り立っています。節度ある見学をお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

市長直轄組織 文化財課

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