【第4回】「彦根城」の領地って、近江国のどこからどこまであったの?

更新日:2025年09月05日

HP番号: 28216
彦根城は知れば知るほど面白い。未来に残そうみんなのお城

「彦根藩」の領地って、近江国のどこからどこまであったの?

近江国での「彦根藩」の領地は、現在の彦根市だけでなく、長浜市から、米原市、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町、東近江市、近江八幡市、日野町までと、すご~く広かったんです(下図の灰色部分)。

それだけの広い範囲を統治していたのはすごいことだよね。

彦根藩の領地を示した図、カルガモさんイラスト「北や南に行くほど、他の藩の領地も入り乱れているわ。」
ハクチョウ隊長のイラスト

ハクチョウ隊長

彦根藩に住んでいた人は、江戸時代前期で約20万人。その中でも、彦根の城下町周辺は約3万7千人(うち武士は約2万人)が暮らしていたんだ。

現在の同じエリアの人口は約1万人だから、当時は今の約4倍もの人が城下町に住んでいたんだね。

キンクロハジロくんイラスト

キンクロハジロくん

彦根城では、藩主と重臣が「住人の幸せが自分たちの幸せ」っていう考え方をしていたから、話し合いで物事を決めて、この広〜い彦根藩領の地域社会の平和と安定を、250年もの間維持したんや。

ほんま信じられへんわ〜。

 

(広報ひこね2023年2月号掲載)

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