【第3回】彦根城には“Love&Peace”の「Story」が詰まっている⁉

【第2回】世界遺産に登録するのは、”国宝の天守”だけじゃない⁉
彦根城には“Love&Peace”の「Story」が詰まっている⁉
お城っていうのは、敵と戦うための施設が集まった場所だよね。でも、江戸時代は、2世紀半もの間、世の中が平和だったんだ。
彦根城にはいろいろな遺構が残っているから、この徳川幕府が成し遂げた2世紀半の平和を、その資産一つで物語ることができるんだ!

ハクチョウ隊長
彦根城は、三重の堀「内堀(青色の線)」「中堀(赤色の線)」「外堀(黄色の線)」で囲まれた城だった。
実は、彦根城の「お城」としての範囲は、今はほとんど埋められてしまった外堀から内側の部分なんだ。
今回、世界遺産に登録しようとしている範囲は、中堀より内側で、藩主と重臣がそこで暮らしながら「話し合い」で政治を行った場所なんだ。
ほかにも、世の中の平和を守るという政治理念に基づいて、藩校で勉強したり、庭園で藩主を中心にお茶やお話を楽しんだりしていたんだよ。



(広報ひこね 2023年1月号掲載)
更新日:2025年09月05日