【第3回】彦根城には“Love&Peace”の「Story」が詰まっている⁉

更新日:2025年09月05日

HP番号: 28210
彦根城は知れば知るほど面白い。未来に残そうみんなのお城

彦根城には“Love&Peace”の「Story」が詰まっている⁉

お城っていうのは、敵と戦うための施設が集まった場所だよね。でも、江戸時代は、2世紀半もの間、世の中が平和だったんだ。

彦根城にはいろいろな遺構が残っているから、この徳川幕府が成し遂げた2世紀半の平和を、その資産一つで物語ることができるんだ!

ハクチョウ隊長のイラスト

ハクチョウ隊長

彦根城は、三重の堀「内堀(青色の線)」「中堀(赤色の線)」「外堀(黄色の線)」で囲まれた城だった。

実は、彦根城の「お城」としての範囲は、今はほとんど埋められてしまった外堀から内側の部分なんだ。

今回、世界遺産に登録しようとしている範囲は、中堀より内側で、藩主と重臣がそこで暮らしながら「話し合い」で政治を行った場所なんだ。

ほかにも、世の中の平和を守るという政治理念に基づいて、藩校で勉強したり、庭園で藩主を中心にお茶やお話を楽しんだりしていたんだよ。

カルガモさんイラスト「当時は、城壁(土塁)と堀で敵の侵入を防いで、しっかり守っていたの。中央町は、現在でも外堀がけっこう残っているから、ぜひ見学してみてね!」
彦根城の上空写真に、中堀と外堀を線で示した図
キンクロハジロくんイラスト「江戸時代の最初のほうは、彦根城は内堀だけの一重の堀の城やったんや。そのころの彦根城は、軍事施設としての役割が中心だったけど、その後、政治中心の場所になったんやで」

(広報ひこね 2023年1月号掲載)

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