【第11回】表御殿(現在の彦根城博物館)を会社に例えてみた

【第10回】目指そう 世界遺産登録!~世界遺産登録に向けた市民の取り組みを紹介
表御殿(現在の彦根城博物館)を会社に例えてみた

現在の彦根城博物館は、当時はこんな部屋の配置だった!

笹之間棟で合議する重役たちとそれを見守る藩主
表御殿(上図)とは、藩主のプライベート空間であるとともに、政治決定の場です。
表御殿の中で特に重要な部分は、御広間棟と御書院棟、笹之間棟・表御座之間棟です(上図の緑色の丸で囲った部分)。
御広間棟(図の丸1)は、表御殿の中で最も広い空間で、大ホールに、御書院棟(図の丸2)は、応接間にそれぞれあたります。
笹之間棟・表御座之間棟(図の丸3)は、藩主と家老などの重役の執務空間で、重役は政治に参加する責任を持っていました。
彼らは、表御座之間にいる藩主と調整しながら話し合い、「合議」で政治を決定しました。
(広報ひこね2023年9月号掲載)
更新日:2025年09月05日