【第11回】表御殿(現在の彦根城博物館)を会社に例えてみた

更新日:2025年09月05日

HP番号: 28251
彦根城は

表御殿(現在の彦根城博物館)を会社に例えてみた

現在の博物館の見取り図に江戸時代の部屋と現在の会社に例えた説明を加えた図

現在の彦根城博物館は、当時はこんな部屋の配置だった!

畳の部屋で会議する重臣たちと覗く殿様のイメージイラスト

笹之間棟で合議する重役たちとそれを見守る藩主

表御殿(上図)とは、藩主のプライベート空間であるとともに、政治決定の場です。

表御殿の中で特に重要な部分は、御広間棟と御書院棟、笹之間棟・表御座之間棟です(上図の緑色の丸で囲った部分)。

御広間棟(図の丸1)は、表御殿の中で最も広い空間で、大ホールに、御書院棟(図の丸2)は、応接間にそれぞれあたります。

笹之間棟・表御座之間棟(図の丸3)は、藩主と家老などの重役の執務空間で、重役は政治に参加する責任を持っていました。

彼らは、表御座之間にいる藩主と調整しながら話し合い、「合議」で政治を決定しました。

 

(広報ひこね2023年9月号掲載)

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