【第14回】お城のお庭を直すには

お城のお庭を直すには
お城などの文化財の修理は、当時と同じ技術で、当時のそのままの姿に戻します。このため、すごく手間のかかる仕事です。
そして、普段から気にしていないと、どこを修理したのかよく分からないかもしれません。「違和感のない修理」が文化財の修理では良い修理とされます。
この考え方は、石垣や建物も同じです。

- 荒れ気味のお庭にて
担当者A「大分お庭が傷んできたなあ・・ボロボロやん」 - 担当者A・B 計画をつくる→現状を記録する→発掘調査→設計する
- 整備工事の様子
担当者A「もうちょっと右、やっぱり左(工事の後の記録も忘れんようにせなあかんな)。」
作業員「時間かかるわ・・」 - 工事の後、整備されたお庭で
観光客A「!違和感なくて良いわ。しっかり直ってるし。」
観光客B「?工事でどこが変わったんやろ?」
(広報ひこね2023年12月号掲載)
更新日:2025年09月05日