【第37回】非常事態の秘密兵器 御小早船

非常事態の秘密兵器 御小早船
井伊家は、大名の中でも、将軍を支え、幕府において特別な立場にいました。西日本に対してにらみを利かせ、京都で反乱などの非常事態があった時には天皇を彦根城に避難させる任務を命じられていたとも言われています。
その非常事態に備え、彦根藩には、殿がいつでも京都に向かえる秘密兵器、「御小早船」が用意されていました。船の前方には、上段の間のある座敷が設けられ、後方は大人数が櫂を漕げるような構造になっていました。彦根から大津の坂本まで約3時間で到着し、一日で京都を往復できたと言われています。

- 漁師1「そういや殿様の船はめっちゃ速いらしいで!」
漁師2「一回見てみたいのぉ!」
- 遠くがキラリンと光る
漁師1「なんやあれは?」
漁師2「天気が急変するんか?」
- ドサー バサー
漁師1「ひえー!」
漁師2「あわわわわ!」
- 正体は…御小早船の訓練
家臣1「行くでー!」
家臣2「急ぐでー!」
殿様「げっそり…」
(広報ひこね2026年6月号掲載)




更新日:2026年06月01日