第2期彦根市シティプロモーション戦略
2018年度に策定し、2019年度から2021年度にかけて取り組んだ、第1期戦略での取組の成果と反省を踏まえ、さらに幅広い市民参加によるオール彦根でのシティプロモーションを実現するため、第2期彦根市シティプロモーション戦略(2022年度~2025年度)を策定しました。
第2期彦根市シティプロモーション戦略(PDFファイル:4.1MB)
戦略の概要
基本的な考え方
シティプロモーションに対する考え方や定義は、自治体や地域によって様々であり、自治体が行う広告宣伝全般を指す場合もありますが、彦根市では、官民が協働してまちの魅力を創造し、持続可能な形で発信できる取組を目指すため、シティプロモーションを、「市民がまちに誇りと魅力を感じ、その想いが形になって動き出すための仕組みづくり」として定義し、対象を主に市民(彦根市に関わる全ての人)とすることで、市外や海外向けに、観光情報等を効果的に発信する「観光プロモーション」とは別のアプローチであることを明確にしました。
その上で、市民が地域に対して抱く想いや、日常に溶け込んだ多様な取組にスポットライトを当てることで、市民一人ひとりが抱く「彦根の魅力」や、その魅力を創り出している「彦根の力」を、市民に改めて感じてもらい、その結果、市民が既に持っている「彦根の魅力を伝えたい」「まちづくりに関わりたい」「まちを良くしようしている人を応援したい」という意欲を高めるプロモーション活動を推進することとしています。
戦略の目指す目的とゴール
次の1.~3.のシティプロモーションサイクル構築を、彦根市のシティプロモーションの目的とします。
- 市民がまちに魅力と誇りを感じる
↓ - 市民が当事者意識をもって、まちの課題解決に向けた取組に参画する
↓ - 市民の熱(まちへの誇りや行動・実績)が市内外に発信され、共感と憧れを獲得する。
↓
(他者から承認・評価されることでさらに)
- 市民がまちに魅力と誇りを感じる
シティプロモーションのサイクルが好循環することで、共感できる取組・活動に対して、様々な方法で感謝の気持ちを表現・発信したり、できる範囲で応援したりする市民が増えます。(感謝・応援意欲の向上)
そうした感謝の気持ちや応援するための行動が発信されることで、さらに地域の課題解決などに取り組もうとする市民が増えていきます。(参画意欲の向上)
まちを良くしようとする市民の取組や、その取組に感謝・応援する市民の動きが広がることで、市民全体の地域に対する関心や想い(熱)が高まり、自ら「私のまち・彦根市」をオススメしたい市民が増えます。(推奨意欲の向上)
これらの「感謝意欲」「参画意欲」「推奨意欲」が向上することで、まち全体の価値が向上し、市外からも本市での市民活動などに参加する人(関係人口)や、観光に訪れる人(交流人口)が増えるだけでなく、彦根に住み続けたい人(定住人口)や移り住みたいと考える人(移住人口)の増加にも効果が期待できます。
戦略の柱
第2期戦略の目標とキーメッセージ
まち全体の価値を高めるシティプロモーションサイクル(戦略の目的)を達成するためには、地域を良くするためにすでに行われている活動や、これから行動を起こそうとする人・団体などに対する、市民の感謝(応援)意欲を高め、伝え、受け取ってもらえる仕組みをつくる必要があります。
第2期戦略では、市民の「感謝(応援)意欲」の向上を目標とし、キ―メッセージを「ちっちゃい ありがとうを、いっぱい つたえよう」として広く発信します。
第2期戦略の目標:市民の感謝・応援意欲の向上
キーメッセージ:「ちっちゃい ありがとうを、 いっぱい つたえよう」
推奨意欲、参画意欲、感謝・応援意欲
戦略の目指すゴールに掲げる、市民の1.推奨意欲、2.参画意欲、3.感謝・応援意欲については、市民アンケートなどを実施して、民間企業等の顧客ロイヤルティ(信頼度・愛着度)を測る指標:NPS(ネット・プロモーター・スコア)の考え方を採用して数値化し、各意欲の高スコア層(積極的な層)の増加を図るとともに、経年変化を見ながら、数値が向上した層や、下落した層について、年代、性別などの属性情報などを分析し、その後の施策形成に活用します。
市民アンケート結果
シティプロモーションアワードで金賞を受賞!
地域を持続的に発展させるために行われている「シティプロモーション」を、的確に評価し顕彰するシティプロモーションアワード2021において、彦根市が金賞を受賞しました。
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更新日:2024年09月02日