【第20回】殿がお城に帰ってきたとき

更新日:2025年09月09日

HP番号: 28334
彦根城は知れば知るほど面白い。未来に残そうみんなのお城

殿がお城に帰ってきたとき

今回は、参勤交代で殿が江戸から帰ってきたときのお話。

彦根~江戸は約500キロメートルの距離があり、大変な長旅でした。

鳥居本の宿場を過ぎ、佐和山を越えてからは、馬で城下町に入り、いろは松からは徒歩で中堀の佐和口御門から中へ、そして、門の内側すぐに住んで留守を預かっていた、木俣という重臣のリーダーから、留守中の領内の出来事が報告されました。

殿と同じ考え方ができる重臣がお城を守っており、殿が留守でも政治が滞らず領内が安定していた。そこが江戸時代の優れた政治の仕組みでした。

4コマ漫画
  1. 参勤交代の帰路
    殿様「やっと帰ってきたわ~(げっそり・・・)。」
    家臣「彦根城を見るとホッとしますな。」
  2. 家臣「さっ、殿、ここからしばらくは馬に乗ってください。」
    殿様(げっそり)「(馬か・・)」
    いろは松
    家臣「さっ、殿、ここからしばらく歩いてください。」
    殿様(げっそり)「(歩きか・・・。)」
  3. 木俣屋敷
    家臣「こんなことがありましたが、大丈夫です。」
    殿様(げっそり)「OK!留守中、ご苦労!」
  4. 表御殿 藩主の居間
    殿様(魂が抜けている)

 

(広報ひこね2024年9月号掲載)

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